みなさんお元気ですか? 「中津のガキおやじ くまもん」です!
「なんでもJOCKEY!」のお時間となりました。
本日もいつものようにおつきあいよろしくお願いします。
本日も「なつかしテレビ記事」でお楽しみ下さい・・・。
本日は「クラシックバレエ一家」を舞台とした物語でありますよ!
赤い激突
「なんでもJOCKEY!」テレビ記事でおなじみの「赤いシリーズ」
シリーズ第7作目「赤い激突」でおたのしみ下さい。
1978年6月23日~12月15日まで、TBS系列で毎週金曜日・21時からの放映でした。
主演はおなじみ・宇津井健です。
「赤いシリーズ」といえば山口百恵と連想しますが、本作品はまったく出演しておりません。
シリーズ前々作(5作目)「赤い激流」の「ピアノ一家」から今度は「クラシックバレエ一家」を舞台とした物語であります。
マニアの間では「赤いシリーズ・最高傑作」という評価が飛び交ってます。
では作品の解説にいってみましょう・・・。
【まずはかんたんに「あらすじ」を・・・】
★第1回サブタイトル「帰ってきた家族の中の悪魔」
●大谷バレエスクールを経営する大谷高(たかし)(宇津井健)・春子(松尾嘉代)夫婦 バレリーナである3人の娘(坂口良子・秋野暢子・森下愛子)・息子(國広富之)・春子の実母でありバレエスクール創始者の松子(赤木春恵)の7人家族。
平凡だが幸せなバレエ一家であります。
●愛する妻・春子の4●歳の誕生パーティーが開催されます。
パーティーの開幕はいつものようにさくら(坂口)・夏子(秋野)・百合(森下)の3姉妹によるバレエからはじまります。
●バレエの披露も終わり高は「秋に自主公演を盛大に行なう。」と発表します。
●「ハッピーバースデー」と祝福、ケーキのローソクの火を消した瞬間に「浮浪者のような怪しい男」が・・・
●死んだはずの松子の長男・一郎(前田吟)が突然姿を現したのであります。
一郎は25年前に誤って人を殺し逃亡していたが、自殺をしたとみなされていました。25年の年月が経過し事件は「時効」となり大谷家へ戻って来ました。
●帰って来た一郎はたちまち「死んだ父親の遺産をよこせ!」と言い出します。
(一郎)「死んだ親父の残した財産は、この4億5千万の家と土地だ!その3分の2はおふくろのものだが、残りの3分の1はオレのものだ!計算すると1億になる。そいつを渡してもらいたいな。」
●性格破綻者で恥知らずの一郎は「大谷バレエスクールを売って遺産を払え!」と荒れ狂うのである。
●大谷一家、まさに「バトルロイヤル」の状態です。
●止めに入った春子は突き飛ばされ、姿見に激突して倒れます。
●番組タイトル「赤い激突」を象徴するシーンであります。
●倒れた春子は救急車で病院に搬送され、手術を受けることになります。
幸せなバレエ一家は「崩壊への一歩」に・・・(つづく)
【「赤い激突」エピソード①】
●「赤い激流」では途中の路線変更(殺人事件と犯人探し)により、最終回ではシリーズ最高の視聴率37.2%を獲得した大ヒット作品となりました。
●「赤い激流」も終わりひとまずほっとしていた宇津井に番組のプロデューサー・大映テレビの野添和子から電話
「健さん、次はバレエダンサー役だよ!」という出演オファーの電話でした。
往年の特撮マニアにとっては忘れもできない宇津井の新東宝時代の代表作「スーパージャイアンツ」のコスチューム、あのモ●●リ姿が形を変えてこの「赤い激突」で再現されました。喜ぶべきことであります。
●秋野暢子が「テレビ探偵団」(TBS)に出演するたびに「赤い激突」撮影エピソードが話題となります。
秋野いわく「大映テレビは3倍の大声・大振りをしないと監督はOKを出さない・・・」「撮影中には監督があえいで、あえいで・・・と催促します。」
最初の2回と最後の2回を監督した増村保造氏の回は特に顕著でありました。
●前田吟の悪役ぶりも「赤い激突」の見ものであります。
他のドラマや映画(「男はつらいよ」など)は常に「善人役」の前田吟、「赤いシリーズ」では常に「正義役」の宇津井に対し、「悪役」を演じてました。
「赤い激流」では音楽大学の助教授で自称「学長代行」、実は「裏口入学」のあっせんを行なっており、脅迫を行なっていました。
「赤い激突」での悪役ぶりも豪快であります。
演技上手の前田の一風変わったおもしろいシーンがこの先の見所でもあります。
番組の真実のテーマについては次回の「なんでもJOCKEY!」で語りましょう・・・。
次回もおたのしみに。
本日も最後までご愛読いただきまして誠にありがとうございます。