みなさんお元気ですが?「中津のガキおやじ くまもん」です!
「なんでもJOCKEY!」のお時間となりました。
本日もいつものようにおつきあいよろしくお願いします。

今日はなつかしTVの時間です。
ユニークな「クイズ番組」でおたのしみ下さい!

「象印クイズ ヒントでピント」
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「象印クイズ ヒントでピント」は1979年3月4日~1994年9月25日まで、毎週日曜日19:30~20:00・テレビ朝日系列で放映された人気クイズ番組です。(一部地域は遅れネットで放映)提供はもちろん「象印マホービン」(1社提供)
キャッチフレーズは「あなたの直感と連想能力に挑戦する象印クイズヒントでピント」
司会は土居まさるさんです。。

【当時の番組宣伝CMより・・・】

●この番組は「男性軍VS女性軍」のチーム対抗戦で毎週行われていました。
 5VS5の団体戦で、キャプテン以下4枠までは「レギュラー出演者」、5枠は「ゲスト出演者」が解答席に座っていました。
 解答者がすべてタレントの番組でしたが、みなさん本当に真剣で「馬鹿騒ぎ」のない楽しいクイズ番組でありました。

【番組の大まかな流れ・・・】
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●まずは「オープニングクイズ」からスタート!
 土居の「さあ、まずは頭の準備体操、オープニングクイズです」、「顔シリーズ、誰でしょうか、どうぞ!」が決め言葉。ある人物をモザイク処理、時間の経過と共にモザイクが解かれていき、その人物名を当てます。
 解答権はひとり1回のみ。正解チームに、ラストで行われる「16分割」で得点が倍になるボーナスクイズの権利を獲得。その際キャプテンと2枠の解答席の間に、キャプテンのミニチュア人形が飾られました。


PART1「2分割クイズ」:モニターが2分割、最大2つのヒントが開きます。
 最初の画面でで当てると2点、2つ目で1点加算されます。
 解答権は無制限

PART2「4分割クイズ」:各枠の男性軍と女性軍の1対1の対抗戦
 モニターが4分割、最大4つのヒントが開きます。(4点満点)
 解答権は無制限
 チャイムが鳴ると得点が3倍になるラッキークイズとなります。(5回の対戦のうち、かならずどこかで1回「ラッキークイズ」になります。4×3=12点満点)

PART3「テクニカル・動画当てクイズ」
 動画問題で「何をしているか?」を当てます。
 10点満点で、画面が進行するにつれて正解の点数が減ります。
 解答権はひとり1回のみ

PART4「テクニカル・物当てクイズ」・
 このコーナーは男女別に1問ずつ出題されます。
 10点満点の問題 静止画問題で、物の名前を当てます。
 相手チームには「答え」が分かるようになってます。
 視聴者にも「答え」をテロップで教えますが、一緒に考えたい視聴者のために、土居が「はい、答え出まーす!」「はい消えまーす!」と言っていました。

PART5「16分割クイズ」
 目玉はやはり「恐怖の16分割」です。
 解答権はチームで3回。オープニングクイズ正解チームは1 - 3問目のどこかでボーナス権利を行使。その際にキャプテンのミニチュア人形の手に「Vサイン(2倍)」が描かれた旗を差し込み、そのチームのみ得点が2倍になるボーナス問題となります。
 16点満点の問題。(ボーナス権利行使の問題は16×2=32点満点)
お手つき3回で解答権を失い、チーム全員「起立」のペナルティとなります。
●こういう感じでクイズの画面は進行します。
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中でも男性軍キャプテンだった小林亜星(3代目)・浅井慎平(4代目)は16分割の1枚目でたびたび正解することもありました。

【主なレギュラー解答者】
●男性軍
 キャプテン:笹沢左保、山藤章二、小林亜星、浅井慎平
 2枠:宮尾すすむ⇒高田純次
 3枠:黒澤久雄⇒おりも政夫⇒高田純次⇒山下規介
 4枠:おりも政夫⇒太川陽介⇒薬丸裕英
●女性軍
 キャプテン:小山内美江子、江利チエミ、佐良直美、中島梓、楠田枝里子、山内美郷
 2枠:江利チエミ⇒小林千登勢
 3枠:小坂明子、沢田亜矢子、山口果林、根本りつ子、東ちづる
 4枠:林寛子、マッハ文朱、斉藤ゆう子、飯干恵子、生稲晃子、千堂あきほ
特に小林千登勢さんはレギュラー最長出演、「おっかさん」でおなじみでしたね・・・。
滅多に誤答することが無い浅井慎平が珍しく間違えた際には、女性軍が「やったぁー!!」と喜んだ。エンディングでは土居が「人の不幸は喜ぶ人達じゃないんだけど、浅井さんだけが間違ってくれると喜びますね」とコメントした。これも浅井の正解率の高さを裏付ける結果であります。

【クイズの賞品は・・・?】
●タレントオンリーのクイズ番組ですが、賞品があります。
 全問題終了時点で得点の多いチームの勝ちです。
 60点以上を獲得した場合は「象印賞」として、その日のクイズに関連した賞品が贈られました。
 80点以上で海外旅行(ハワイ・オーストラリア・スペイン・地中海・カナディアンロッキー・カリブ海・イタリア)獲得となり、ゲスト解答者も含めて5人全員に送られました。
●司会の土居は「パーフェクトの得点は100点満点」と言ってますが、実際は120~130点満点であります。(当時の視聴者の中には細かく「計算」をやっていた方も・・・「突っ込みどころ」ですね)
●ゲスト(男女両軍2人とも)には、スポンサーの象印から、象印製品が参加賞として贈られました。(ホットプレートやポットなど)

【毎週おたのしみの「視聴者クイズ」】
「今日のオープニングクイズの顔は誰だったでしょう」と「今日の対戦は何対いくつで(男性軍・女性軍の)どちらが勝ったでしょう」を原則週替わりで出題していました。プレゼントは象印製品のほか、番組末期には海外旅行もありました。

【その他】
●番組中期の1985年以降、日曜19時台は「ヒント」「キーワード」を多用したクイズの連続放映で楽しめました。
放映局こそ違いますが、19:00はMBS制作・TBS系列で放映の「クイズ ひらめきパスワード」・・・MBSの野村啓司アナ(当時)の軽妙な司会進行で、板東英二・島田紳助・大島さと子・マッハ文朱の解答者のバトルも非常に面白かったですね・・・。
そして19:30は「ヒントでピント」視聴者も一緒に考えて楽しんだ番組でした。
ちなみに私の地元・熊本では途中までは同じ放送局(RKK)が両方の番組をやってました。
RKKはTBS系なので、「ひらめきパスワード」は同時ネット・「ヒントでピント」は日曜日の朝から遅れネットでした。1989年10月に熊本の第4局目のKABが開局して、ともに本来の時間で同時ネットとなりました。
●番組の音楽担当は前田憲男さん。「世界まるごとHOWマッチ」(MBS制作TBS系)・「クイズ面白ゼミナール」(NHK)・「ミュージックフェア」の音楽監督(フジ)を同じ時期に手がけており、オーケストラやビッグバンドを従えた音楽で有名な方ですが、「ヒントでピント」の音楽は180度違って、打ち込み主体のシンセサイザーのサウンドになってます。
同じ方が手がけてるとはびっくりです。

【最後に・・・】
●こんな「16分割」の問題があります。答え分かるかなぁ?
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(画面見づらいですが・・・)

本日は「象印クイズ ヒントでピント」をご紹介しました。
また次回もおたのしみに・・・
本日も最後までご愛読いただきまして誠にありがとうございます。
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