トヨタ製バキュームホース
上の画像は、トヨタ純正バキュームホース。
新車からの品には識別用に、#0、#1、#2 ・・・・・ と表示されてますが、補給品には、片面に番号記入欄、
もう片面には、「交換したホースの番号を書いて下さい」という英語表記になってます。 合理化というやつですね。
このバキュームホースには常々感動しています。
トヨタに納入している会社がどこであるのか存じませんが、称賛を送りたいです!
車歴20年の廃車から外した品でも、弾力性まだまだ失われておらず、
挿しこみ部のひび割れとかもありません。 30年経った品でも余裕で再利用可能。
エキマニ等の高温部に近すぎ、熱の影響を多く受けた場合のみ交換要するくらいです。
各メーカー品や汎用品、数多くのバキュームホースが流通していますが、
同価格帯でこれを上回る高品質のものがあるのなら、是非とも情報お知らせ下さい。
カラーリングされたシリコンホースとかは最初だけ綺麗かもしれません。
しかし、肝心の耐久性という面、トヨタの製品と比べると、経年劣化が甚だしいように感じます。
トヨタ以外のメーカー車種であっても、太さが流用可能範囲であれば、以上のような理由にて、
交換の必要が生じた際には、私は積極的にトヨタ製のバキュームホースを使っています。
流用するにあたって必要な情報は下記の通り。
補給品番 | 長さ | 税抜価格 | 10円当たりの長さ |
90999-92002 | 300mm | 420円 | 7.14 |
90999-92003 | 600mm | 480円 | 12.50 |
90999-92004 | 950mm | 820円 | 11.58 |
90999-92006 | 実測 1350mm | 1170円→1860円 | 7.25 |
90999-92007 | 1650mm | 2280円 | 7.23 |
90999-92008 | 2600mm | 3000円 | 8.66 |
試みに、ノギスで測って直径4.0mmJUSTの金属製ピンを挿してみましたが、そこそこの節度感あり。
最大側は、自然な状態での外径とそれほど変わらない直径7.0mm あたりがギリギリでしょうか。
素晴らしい伸縮性、柔軟性、耐侯性です。
よって適応可能サイズは 4.0~7.0mm 、最適サイズは 4.1~5.5mm としておきます。
注目すべきは、「10円当たりの長さ」。 こんな理不尽な価格設定にした人の顔が見てみたいです!(笑)
長さと価格の兼ね合いで、トヨタ共販で最も取扱量の多いのは、90999-92006 だと想像します。^^
2016.08 追記: 90999-92006 のみ大きく価格改定され、コストパフォーマンス低下したので要注意。
実は先々月の話。
満身創痍のかなり古い日産ローレル(昭和57年製 UJC31)が入庫してきました。
ブレーキ油圧系統で液漏れしており、その部分の純正パーツが既に製造廃止だったため、
地元のとある日産ディーラーでは車検を通せませんと死亡宣告受けられたそうな。
ご縁あってご相談にあずかり、その後、遥々愛知県からお越し下さったのでした。
繁忙期の3月だったこともあり、手隙の合間に約三週間かけてやっと治癒したのですが、
車歴32年もの日産車。 しかもキャブレター仕様のエンジンともなれば、バキューム系統、
以前に何度か人の手が入って整備された痕跡はありましたが、やはり只で済むはずもなく。。
合計4本、総延長72cmのバキュームホース要交換。
このケースでも、私は勿論トヨタ製を使いました。 部品代¥820+消費税也♪