DIAGNOSTICS | クルマ屋 奮闘記

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上の画像は、自動車用故障診断装置 : HITACHI Diagnostic Monitor "HDM-2000"

平成12年度排出ガス規制適合車には、国際標準化機構・ISO規格に合致するところの
OBDが備えられています。 ( OBD : On Board Diagnosis / 車載故障診断装置 )

 車載ECUと外部モニタとの接続方法は、SAE ( アメリカ自動車技術会 ) 規格であるJ1962コネクタが採用され、
 通信方式はほぼ共通化。  故障診断表示もメーカー問わず、ISO・SAE準拠4桁の世界統一コードに。
 以上のような流れであるために、日立製作所から汎用診断装置が発売されているのであります。

 但し、完全統一化されているのではなく、メーカーごとに独自性を打ち出しており、個別ソフトカートリッジが必要。
 それにより診断可能な車種メーカーは国内全メーカー及び米国ビッグ3のみ。  欧州車は不可?!ww
 日米同盟がこんな所に表れているようでとても興味深いですね。。 (爆)

 他にも日立製と同様の外部モニタは、
 デンソー製 ダイアグテスター DST-1 / DST-2 、 インターサポート製 ビークルモニタ VM-II
 などがあり、多少の使い勝手の違いはあるでしょうが、どれを使っても故障診断が可能です。



上記各機種では対応不能の欧州車についても、御心配には及びません。
オートランド製 ビーディス VeDiS-BU + 欧州車用カートリッジ + 変換ケーブル
これらを一式揃えることにより、ほぼ全ての主要な自動車メーカーを網羅出来るようになります。

実はこの度、弊社からクルマで5分の距離にある 「京都府自動車整備振興会 教育課」 にて、
前述5機種が合計7台に増設され、従来からの無料貸出制度をより一層拡充して下さいました。
これで他社貸出中で借りれないなどという心配は、まずしなくて済みます。  大感謝♪

裏技?として、各診断機には・・・・・
オシロスコープ機能があるので、これも密かに嬉しかったりします。 o(^-^)o
上のモニター画像は正常なO2センサー出力波形です♪