※注意:今回の発言はメーカー批判になります。
スバルとマツダのファンの皆さんは
この記事をスルーしていただくのがよいかと思います。
今年のオートサロンで気がついたのが、メーカーが惰性で参加しているのではないか?と思わせる程、アツい展示がなかった。
特に目がついたのが、スバル。
WRC撤退のショックがぬぐいきれないのは分かるが、展示の各所にはラリーの車体をやドンガラを展示していてまるで「スバルはまだまだがんばりますよ!」という展示に見えてしまう。
スバルのファンにはキツいことをいうが、撤退したラリーを利用してイメージ戦略を行うのは一発屋で終わった歌手がその歌にしがみつくようなもの。メーカーは挑戦なくして成長なしであると、スバルの百瀬真六氏もおっしゃってました・・・
とは言うものの、トヨタの軍門にくだり、ダイハツの舎弟になり下がった時点でスバルは終わったのかもしれない。
次期のレガシイもボディがうすらでかくなる上に無駄に排気量が増加するようであるから、スバルの美点を失いかねない事態は、いかんせんしゃれにならない。
↑ダイハツの舎弟としてダイハツが開発した車をバッジだけ変えて売り出す「DEX:デックス」
エビちゃん効果だけで売れれば開発も苦労はない。
↑スバルといえば、この目の覚めるブルーが泥や砂埃を上げて横を向きながらカッ飛んで
いるイメージが高いが、シトロエンのセバスチャン・ロウブに勝てない(F1ホンダの時は、
ワンサイドで勝ちまくっていたら、思いっきりルール変更するくせに、フランスが勝ちまくる
時は問題ないというのはいかがなものか?)で撤退というイメージだけに、それでこの展示
はないと思う。
ぶっちゃけ、オートサロンの参加もキャンセルすべきだったのではないかと思う
もうひとつ、いまいちふがいないのはマツダである。
この会社のガンは、貴島孝雄という人物がスポーツの統括をしていることにある。
今年の春に売り出されるうすらでかい「コンパクト」というには憚られる車、アクセラ(欧米名:マツダ3)がフルモデルチェンジするが、確かに見た目は精悍な顔つきのように見えるが、日本の狭い道を何も考えていないデザイナーの無策ぶりと、それをホイホイ通す開発主査の無能ぶりはぶっちゃけ恐れ入る。
特に初代ロードスタ1ーのオーナーであり何台かのマツダ車を乗り継いだ身から言えば、現行NC型ロードスターも予想をはるかに超える不人気具合であるが、これはなぜか?
若者のスポーツカー離れ?
違う!断じて違う!
開発がスポーツカーにかける情熱がないから、良いスポーツカーが作れない。
見せ掛けだけ7人乗りにすればユーザーが飛びつくミニバンを安易に作って売っただけのメーカーの姿勢がユーザー離れに拍車をかけただけである。
貴島孝雄氏を含めたマツダの開発に、もう一度それを立ち返ってほしいと思う。
特大寺有恒氏が数年前「俺と疾れ」で「マツダは終わった」といってましたが、これでは氏の言っていることがそのまま反映されてしまう。
↑マツダ以外のブースに展示されていたが、あまりに貴重なのでこの場に掲載します。
この車は「RX-500」というコンセプトカーで、ロータリーエンジンを後方に配置する
ミッドシップのスポーツカーである。
マツダの開発には、もう一度この頃の熱い時代を思い返してほしい。
しかしこれはスバルやマツダだけではなく、他のメーカーにも言えるのです。
メーカーとしての開発に熱いものがないのなら、韓国車や中国車に抜かれるだけ。
そんなメーカーに成り下がるというのなら、どうぞご自由に。
と、松岡修三のように暑苦しく語ってしまいました(^^;