「よーし、よっちゃんも帰っちゃったし。しょうがねー勉強すっか。」というとても良いとは言えない態度とモチベーションで机に向かったわけですが、論文をひとつ読み終わったところで「ふむふむ、なるほど。こりゃあそういうことか。」と納得・満足し「もう充分だな。」とわたしの勉学満腹中枢が言いました。
そんなわけで最近はまってるSu-dokuをやったり、ネットしたりしてたのですが、たいようさんからのメールで「ギャラリー巡りに行く。行く?」というパスをもらい「行く。」とトスを返しました。
たいようさんの「じゃあ、2時に待ち合わせ!」というスパイクをかなりの時間差で受けたため、みごとレシーブ失敗。待ち合わせには3時に着きました。

待ち合わせはWilkinson Galleryです。
最近、不景気なギャラリー巡りですが、今日は景気のいい作品に出会えるのでしょうか。
期待はあまり膨らみません。
が!
ありました。さすがWilkinson Galleryです。スペースが広いだけじゃなかった!
まずは、これです。

Istvan Laszlo
Trei culori 2007-2008 Video 3 min, loop
ビデオ作品です。
おじさん、すごく眠そうですね。
共産主義時代のルーマニアの国家が流れている中で、このおじさんウツラウツラしています。
その眠そうな仕草がとてもうまくつくられていました。
あたしも学生の頃、水泳の後の授業はいっつもこんな感じだった!と思うとそうとう笑いました。
なるほど、現在のルーマニアの国家は「目覚めよ、ルーマニア人!」。
さらにこれ。

Cristi Pogacean
Caranime 2002 Video 8 sec, loop
ご存知、イタリアの画家カラヴァッジョの有名な絵画「聖トマスの懐疑」のアプロプリエーション作品です。
ビデオ作品で聖トマスがイエスの傷口に入れてる指をグニグニと動かします。
あとこれね。

Ciprian Muresan
Untitled 2009 Video, sound 50 mins, loop
軍人たちがもくもくとジャガイモの皮を剥きます。
たいようさんが「この軍服、ロゴがないね。」というので「これ、マクドナルドのロゴとかだったらおもしろいね。」と言ったら、「えー、マックじゃなくていいよ。」とまたしてもするどいスパイク!
こんな仕事があったらあたしやりたいなあー、と思います。
大泥棒ホッツェンプロッツにもそんな場面あったなあ、とも思いました。
その後も点々とギャラリーを巡りましたが、ここが一番おもしろかったです。
夜はよく行く安くておいしいけど変な効能がある葉っぱが時たま混ざって出てくるベトナムご飯を食べにいきました。
お店に着くと、二人の財布には子供のようなクオリティのお金しか入っていない事に気づき、携帯の電卓機能を駆使しつつ慎重に値段を計算してオーダーするという、27歳と32歳とは思えない風景でした。
それでも、おいしくお腹いっぱい食べました。
そして家に帰ったらたいようさんから電話があり、「家に帰ったらねえ、旦那がねえ「なんだクルマーシーは今日は家に来ないのか。」って言っててねえ、クルマーシーが来ると思ってね、バナナチョコレートパンを焼いてたみたいだよ。」という本当にがっかりな話を聞き、最後までレシーブできなかった自分を悔やみました。

うぅ。バナナチョコレートパン、食べたかった。