実は今回のデモカーは前車とアプローチが違う事をやりたくてエアクリ交換を企んでいた。

色々調べてみると、、何やら世間ではエアインテーク戦争じゃないか。

つまり斜めに考察すると比較的適当(失礼!そんなデータやテストを綿密にしなくても)に作っても一定の効果もしくは違いを体感しやすい部分なんだと思われる。

ホンダの様に純正エアクリ最強説!ではないのかもしれないな。

そして造形物としてのボリュームがあるから強気の価格設定しやすいよな。

活況する市場は買い手にとって都合が良い。つまり選びたい放題だ。

 

このエアインテーク戦争に当社も参戦するか、、微塵も迷わず製品を使う事にしたw

だって、、デザイン、開発、付属パーツ、性能、量産、、これは完全にメーカーの仕事だよ。

そりゃ簡単に言えば毒キノコと隔壁付けたらそれなりの一定の効果があるものは作れるだろうけど。

やはり企画としては頑張りましたが製品として少し残念なモノができそうな気がする。

(でも少し興味あるからいつか中華部材で作ってみよう♪)

 

さてさて選定しましたのは。

スバルといえばsymsさんって事でラムエアボックスシステム(正式名称)をチョイスしました。

まぁ主業S2000屋さんとしましてはですね、、この形状はまさに無限エアインテーク(チョイ進化版)なのであります。

 

このカタチやはりコレだよね!

でこのダクトが吸い口だと思うじゃない?

 

実は裏面の上流に近いところにメインの吸い口がありました。

先端の吸い口はコールドエア&ラムエア用なのね、、さすがっす。。

 

S2000で流行った純正エアクリBOX用インテークダクト、通称“象の鼻”は吸気温度が下がると評判でよく売れたんだと思うが実はその長さが抵抗になって高回転で吸気抵抗となり燃料が入っていかない症状が出るので当社は絶対的にノーマル以上長くしない事を推奨していた。

仮に象の鼻を装着するならノーマル位置辺りでいったんメインの吸い口を設け、そこまでの引き込み用フレッシュエアダクトとして象の鼻を装着するならアリ!としてたんだけど、この製品はまさにそれを具現化した構造となっている。

 

ちょっとコレ見た時は感動した。

画像だとオモテ側しか分からなかったからてっきり先端が吸い口で、これだと長いから吸気抵抗なるよなぁと危惧してた。

何ならいきなり装着前から改造してメイン穴を上流にあけてやろうと切削工具まで用意してたw

やはりこの製品を選択して正解だったぜ。

 

さて・・・作業は象の鼻取付から始まります。

リーンホースのエネルギー(衝撃吸収発砲スチロール)外せば空きアナ利用してプッシュナットを挿入。

そこにボルト入れて上を付属ステーで固定すれば入り口の完成だ。

 

エアフロは純正インテークから外して付属のOリングを追加して挿入。

センサーを付けたインテークチューブはファンネル形状の引き込み口とエアクリ固定用ボディと共締め。

このファンネルはインテークチューブよりも小さい内径となっているのだが流速確保の為なのかな?

エアフロセンサーのネジ穴変換スペーサーが付属してた事を考慮すると他車種流用で内径が大きすぎたから絞ったのかな?

↑このエアフロインテークを先に車輛へ仮装着する指示となっていたがオイルクーラーのブロックが邪魔になりそうで確認すべく先にBOXを車輛にあてがう。配管角度を変更し何とか上手く共存できそうだ。(このデータが無かったので正直不安であった)

画像の様に養生フィルムをBOX背面に貼ってると良いです。
 
一旦BOXを外して入り口内側に隙間埋め目的のエプトシーラーを。

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少し薄いのだが、、厚くすると象の鼻との接合が面倒になる。

 

裏側は断熱シートと切れ端のささくれを防止すべく黒アルミテープで仕上げ。

黒アルミテープは本当何かと便利です。

とりあえずエキマニの熱と電動ファンの熱を断熱って事で。

できればBOX背面も施工したいところだが折角のカーボンパーツだから最低限に。

これはS2000無限エアクリも同様だ。見えないところだけ断熱しておく。

 

結論で言うと先にボックス、最後にチューブでも問題ない。

寧ろオイルブロック付車はこの方が良いと思われる。

仕上がってくると、、俄然完成を急ぎたくなって頑張るのだが。

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この黄色線で挿した角度から象の鼻とBOXの気密度を確認する。

位置関係によっては何処かに隙間があく位置ができてしまう。

今回は象の鼻にもエプトシーラーを一部貼り付けて静止状態では隙間の無い様にした。

ただエンジンは動くしBOXも純正ゴムダンパーで支えられてるから多少動く。

 

毎回バンパー外すのは面倒だけど都度密着度は確認した方が良いだろうね。

象の鼻を改造してBOX一体型ダクトをワンオフしてるトコもあるのだが納得だな。

 

うん、良い感じだ。コーティング剤でさらに艶々にしてやろう。

 

気を良くしたので。

エアコンコンプレッサカバーに長穴を増設。

 

エアフロセンサーハーネスのクリップで固定できるようにした。

説明書だとインテークチューブにタイラップで巻き付ける指示なのだが。

ここまで来て応急的なタイラップは何となくしたく無くて。

 

そして最後のバンパー付ける前に。

Vマウントオイルクーラーの入り口をネットで飛散物対策。

この時期は虫だね、特に岡山国際は多いのよ山中だから。

有難いくらい冷えるから多少抵抗になって冷えが鈍くなっても全然OKだし。

 

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ってな作業で御座いました。

 

仕上げはWAKO'S新商品のヘッドライトコート!

これライトは勿論、ポリカなどレンズ系からバイクのシールドなどにも使えるのでこのBOXにも塗り塗り拭き拭きしてみたら、、すんごく艶出ます!しかもコーティングされるのよね。

こりゃ、、ウィングやらカーボン製品にも使えそうだ。

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お値段は3,300円くらいって言ってた様な。。

ええ買いましたよ、だけどダースで買ったから単価ハッキリ知らないのよ。

 

ちなみに象の鼻吸い口は

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ここに居ます。

 

興味深いのは完成後の始動時に

イグニッションON,10秒待ってOFF、これを3回繰り返す

 

と書いてました。

何だ?この儀式は何があるのだ?

スバル乗りさんには当たり前なのか?アクセルパカパカ儀式とは違うのか?
 

まぁ何かしらのリセット儀式なんだろうね。

勿論やりますけども。

こうしたスバル乗りさんの間では当たり前的儀式も特にGR86乗りさんは知らない事が多い。

こういうの誰かリスト化してくれたら良いのになぁ。