お客様のリクエストでTRSUTオイルクーラーをお取り付け。

基本レボリューションさんのを付ける事が多いから何だか新鮮で楽しみだ。

何となく・・・運転席側のバンパーサイドに装着してインナーフェンダーをガッツリカットしなきゃならない認識はある。

やはりメーカーモノなので説明書も丁寧で分かりやすいね。

では早速装着していこうか。

とりあえず内容物はすべて出す!

説明書は速読でなんとなく流れだけ確認する。

そして兎にも角にもフロントバンパー取り外す!ですね。

 

コアは往年のTRUSTブルーだ。

AE86やってた時も随分と取り付けしたなぁ、、そして随分と高くなったよね。

コロナと戦争に加えこの為替じゃそりゃ値上がりもするか。

 

まずはコア周りの導風板とマウントステーの組み立てから。

そして装着後では作業スペースが確保できない部分の配管取付まで。

昔はアールズだかアールズ風だかのフィッティングだったがこれもオリジナル?に変わったんだね。

一般的なフレア形状のニップルに面接触ジョイントではなくTRUST定番のOリング挟んで直接締めこむタイプ。

その代わり増し締め後もホースエンドは動く(回る)のでストレスは低減されたが・・・フィッティング角度が任意で固定できないので配管によるホース干渉を避けるべく通路はしっかり精査する必要がある。

 

最初に組み立てた導風板&ステー付きオイルクーラーを車輛に仮固定して一旦外したホーンと共締めと作業指示されていたが。

車輛がRZグレードで何かしらの装備が増えているからかハーネスにそれだけの余裕が無かった。

というわけで運転席側ホーンは既存穴より外側の穴に装着。これによりナントカ配線は届く位置に固定でした。

 

エプトシーラー(隙間埋めスポンジテープ)はコアと導風板の接合時に気密性を向上すべく使用したのだが余りは干渉対策にどうぞ、って事なのでリーンホースとの間にも挟んでおいた。振動によってはビビリ音がでそうだし、金属同士が触れ合って良い事にはならないだろうって事で。

 

オイルクーラーブロックは専用の下駄を履かせた一体モノかと思いきや汎用に専用下駄を追加する原始的なタイプ。

センターナットを2階建てするのが嫌なのだが・・・仕方ない。

最近は少し賢くなりまして、使い捨てコップにオイルを汲んで丁寧に刷毛で塗布する技を覚えたのさw

特にオイルクーラーのフィッティング取付作業にはマストだね。

 

ブロック固定とともにセンサーアダプターを介して油圧センサーも装着しておく。

向かって左がOUT、右がIN、IN だと配管とコアを回ったあとの油圧になるからOUTが正攻法か。

ちなみに。

このオイルクーラーブロックをサンドイッチブロックの代用として後付けメーターのセンサー取り出し用に使う場合、INとOUTは配管で繋いでバイパスしておかないとエンジンが壊れます。サーモが開くと油路がIN,OUTだけ開きバイパス路が塞がるんだろうね。

 

指示書だとかなりザックリカットだった純正導風板も最小限に。

 

コアの裏から回してくる配管は何度も周りにセンサーやステーなどに干渉しないか確認。

 

バンパーつけてみるとこの感じ。

この隙間からエアを取り込む訳だ。

 

配管を仮固定してからセンサーとエアクリボックスの位置を精査し再調整。

特にエンジンの横振れ、ブレーキング時のフロント寄りに対するクリアランスは確保した方が良い。

ちなみにTRUSTのオイルブロックは相変わらずトヨタ・日産用フィルターUNF3/4ネジに統合されるようだ。

特にホンダ・スバル・ミツビシ車はご注意を。

 

さてあとはインナーをバックリ切手付属の金網を貼るのだが。。
気が乗らないのでインナーフェンダーの凹凸ラインに沿って長穴カットし付属ネット面積で最大限のエリアで施工した。
割と時間かかったが付いてしまえば単なるオイルクーラーキット。
ここだけはCSOの拘りを残しておいた。
 
この手のサーモブロックはおおむね85度くらいで開くのかな?なので最初にオイル入れてゲージ確認しても油温上げて循環してからもう一度確認した方が良い。だいたいオイル減ってるから。それも見越して7.0Lと少々多めにオイルを入れておいた。
このエンジンはとにかく油量少な目が怖い。
 
エンジンをかけたら配管フィッティングからのオイル漏れ有無を確認。
配管がどちらも暖かくなるまでサーモが開くのを待って再度確認。
無事である事を確認してバンパーを装着。
 
このタイプのオイルクーラーはだいたい100~110度くらいの循環油温になるみたい。
Vマウントタイプだと90~100度だからね。サイドと正面では少し冷え方も違うか。