ひっそりと…販売を開始したZN/ZD/ZC用リアキャンバーブッシュですが有難い事に販売好調です。


商品の特性上、キャンバー角を増やす事が目的と言うよりはお気に入りのホイールを収めたい、、の方が目的みたいね。まぁ純正比マイナス1.0度ってのを上手く活用頂けたらなと思います。


では早速。


ZN6に漢の10J+41.5!

ナンカンCR-S265/35という組合せ。

なかなか太いし収まるか?の瀬戸際でしたが地上高を確保しつつ約3.5度のキャンバーで収める事ができました。


まずは大きい方のブッシュを打ち抜き。

挟み込みタイプなのでツバにタガネ当ててハンマーでコンコン、いやガンガン!


相方は一体モノなのでプレスで打ち抜き。


墨出し糸でボールジョイント部からの軌道線を導きます。


そしてマーキング。


次はブッシュもマーキング。

コレは目視でも良いですね。


2ヶ所のブッシュ穴は同一軌道上にある事が望ましい。なのでキャンバーブッシュは片側入れたらバーを通して相方を軽圧入。バイスで軽く入る程度の交差です。ココがタイトだとセンターカラーの摺動が渋くなるので。


こんな感じね。

内側の螺旋溝があるの分かりますか?


ココにグリスをタップリと!

で、完成となります。


今回はKWの兄弟ブランドとされるSTの車高調へのスプリング交換も致しまして…レイルさんのピロアッパーでキャンバー角を更に増やす作戦へ。


キャンバー3.5度でもまだ余裕のある位置でした。コレはSTユーザーさんの強い味方だな。


ちなみに


このトルクスネジ外すのなかなか大変よ。

下手に応力掛けると潰れそうになる。


アライメント前にホイール内側のトレッド計測。前後2回ずつ計測。誤差約2ミリ。

ほぼほぼスクエア状態になってますね。


その数値がアライメント時でのトレッド補正値になるんです。


ちなみに次の日はGR86で同作業でした。


比較的ライトなローダウンで攻めたサイズのホイールを履いた時の保安基準対策としてご用命頂きました。


コチラは充分な地上高を確保しても2.7度となりました。


ホイールメーカーは安全な専用サイズを出すのだけどユーザーは攻めたサイズを履きたい。アフターパーツだからね。


ちょっと調べたらリアがネックだって事が分かって抵抗ない人はリアフェンダー耳を折ったり叩いたりカットしたり。でも当社ふくめてソコは触りたく無い人の方が圧倒的に多い。でも不細工なホイールは嫌だ。


まぁそんな方に活用頂ければ良いなと思ってます。ちなみに…アッパーアームがフルフロー化されるので乗り心地もちょっぴり良くなります。


でもメンテフリーで無いのでご注意を。

劣化もしますし樹脂ですから油分供給のメンテナンスは定期的に必要です。

充分にメリットとリスクを天秤にかけて検討して下さいね。