GR86/新型BRZでサーキット走りたい場合、タイヤ&ホイールは実際どのサイズが正解?って迷うよね。そりゃそうだ、7.5Jから10J、215/45-17から265/35-18まで様々だからこれから!って方には迷うよね。

 

CSOのオススメサイズは、

225/45-17

235/45-17

255/40-17

235/40-18

255/35-18

この辺り。ちなみにこのサイズ郡、ホイールは9Jを選定しとけば概ねカバーできます。

つまり9Jのホイールって万能なのよね。

 

ちなみにレースサイズはすべてが専用で特殊なので割愛します。アレはタイヤ戦争っていうくらい参考になりません。当たり前ですが太い方が踏ん張りが効いて細い方が転がる訳ですから。という事はレーシング寄りなタイヤを選定するなら細く、スポーツ寄りのタイヤを選定するなら太い方が色々とコスパ含めてバランス良いと思います。

 

ここ最近やってみた感じだとスポーツラジアルまで、いわゆる71RSまでは255サイズを履く方が得られる恩恵は高いと思う。A052以上のスーパーラジアルだと細い方が転がり抵抗を抑えるメリットもあってコースによってはタイム出たりもしますが・・・プロがデモカー乗って1周アタックするのとユーザーが磨耗末期まで履くのとでは用途も目的も比較にならないから基本は太いが偉い!で選定する方が失敗しないし磨耗末期まで遊べます。

 

今回ご相談いただいた案件はまさにそんなお手本的フィッティング作業でした。

ご用意されたホイールは9J+38の17インチ、各社一般的に設定率が高いサイズです。

タイヤは255/40R17の71RS、最高のチョイスだと思います。

でも普通に装着してローダウンしてもイニシャルキャンバーでは収まらないのよね。

流行りの合法オーバーフェンダー(8ミリとか9ミリとか許容範囲を狙ったもの)でコンプライアンス対策にはなりますがそもそもの干渉が避けられる訳では無いので。

 

容赦なくフェンダーアーチを折ったり削ったりできる人には関係ない話ですがCSO的にNGなのでお客様にもなるべくフェンダー加工はしないよう唱えています。それだったら収まる部品に替えましょう!って事です。

 

まずはコレから。

上が調整加工済みリアロアアームです。

下がノーマル。

これ、見た限りヤフオク!だけで売ってます。当社も既に何台も装着実績あり。

なのでいつもお客様に持ち込んで頂いてます。

 

ナックルとの接合部分を長穴に加工されてガイドが追加されてるロアアームです。

これにより、、、

 

付属の偏心カムボルトでナックル角を変えられる優れもの。

 

ただ1枚目の画像でみる通り、最も外側にくる位置が純正位置です。

なのでキャンバー角は基本ポジ方向にしか調整できません。そもそもはローダウンによって寝すぎたキャンバー角を起こす方向に補正するための部品ですからね。

 

これを調整式アッパーアームと組み合わせます。

完全保安基準にしたけりゃパワーフレックスの調整ブッシュが最善策なんですが…輸入物なので直ぐに手に入らない。あと耐久性がまだ未知数。サーキット走っても直ぐに劣化したりしないのか?なので安心のキャロッセ製です。

 

上と下。

 

つまり調整×調整の組み合わせによって収める!ってこと。

とは言え極端な調整はインナー干渉やトーコン調整範囲との兼ね合いもあるので上手ーくそこそこの数値に導くのがポイントね。

 

スタビアップブラケット!は装着済みでした。。

当社製品版は5月にデリバリー開始で御座います、皆様ヨロシクw

 

良い感じに収まってます。9J+38に255/40R17。

国際サーキットを走られるとの事ですので味付けはストリートよりサーキット側に振りましたが極端に振るとこれから車高や減衰の調整に影響するので基準的な感じとしました。

 

一般的には8Jか8.5Jの+45~+50辺りが鉄板サイズなんですが何せローダウンすると地下鉄ですw意味わかりますよね?ホイールが内に収まり過ぎる、って事。ホイールのディスク面もコンケイブしないしね。でもローダウン前提だとこのくらいのサイズの方が全体的な纏まりと言いますか存在感が出てきます。特に後々ウィングやスポイラーを検討中ならなおさらです。

 

今回ご入庫の車輌に装着されていたのは。

HKSのハイパーマックスでした。最新はRでしたっけ?

脚にしろマフラーにしろ何せHKSの商品は人気ありますね。

HKSさんほか大手メーカーさんが作らない作れない商材を企画するのがCSOの仕事でもある訳ですが、、とにかくGR86/BRZは各社新商品の開発サイクルが早すぎる!

とはいえデモカーも進化させないと・・・

そんな時は散歩です。

妄想するなら散歩するに限ります。

この余裕も僕の中では新定番。