CSO的なデモカーとユーザーカーの線引きって乗りもしない助手席にも運転席と同じシートを奢っているか?じゃないかと勝手に思ってみたり。
カスタム系なら当たり前なのにね。しかしスポーツ系は機能パーツとして見るからか乗って座ってこその機能部品だけに座らないなら要らないよね、ってなる。まぁ走るだけに着飾る事が美学にもなりにくいしね。だから走る系ショップデモカーって往々にして助手席はノーマルってのが多いんだと勝手に思ってます。
むしろ2ドア車はこの方が便利でGR86も然り。分かる、なんだけど!俺は違う!
やっちまったぜ😁
堪らなくカッコ良い‼️それだけだ。
どちらかといえば不便でしかない。
いやそれで良いのだ。
特に僕の様にデモカーのハンドル握るのも仕事にしてる場合、助手席のシート交換はホント単なる見栄でしか無いけど特にこのRMS2700Gの2脚化はその画チカラが堪らんのですよ。
とまぁ、ソレは置いといて。
今回GR86(恐らく新型BRZも)は助手席が個別に車体とペアリングされていて簡単に取り外せないから専用ユニットで純正シートである事を擬似認識させ外品シートへの交換を可能にすると言う作業をご紹介。
何やら助手席外してキーオンしちゃったらディーラーでしかエラー消せないとか?本当?ちょっとお高い診断機でもダメ?とても試す勇気が無かったよw誰かやっちまったらトライしてみるけど。
って事で作業開始。
BRIDEさんもユニットは出してるらしいけどウチはRECARO推しなのでレカロ版をご紹介。でも正攻法は説明書に書いてるから。正攻じゃ無い方法で作業します。
つまりシート外した状態でこの状態になる様にする訳です。普通でしょ?コレがそうもいかないの。純正シートに装備された4箇所の着座センサーとハーネスごと外して車輌に残しとくのが正攻法。そりゃハーネス渋滞なるよ。それは見た目に嫌だからちょっと説明書を斜め読みしてみる。
作業オープニングはとにかくカプラーを一才外さずシートを傾けて隙間作業。
これどの角度で見たら良いか分からないよね。作業したら理解できるけど。
左が進行方向側で後方に寝かせたシート裏の画像なんです。
つまり
まず黄色○の白黒青3色の各着座センサーハーネスが集約され黒いスティック状の中で導通されてます。恐らくセンサーが壊れても個別交換出来る様にこうして純正らしからぬ集約結線にしてんのかなと。
分かりやすく言うとコレ。 画像は後術のカットした後なんだけど。
で、説明書は青黒白それぞれ任意の1本にユニットを結線する。単純に電源とアースと信号線。ユニットはVC for LINという呼称だけどユニットで良いかな。ユニットからはレカロ着座センサー用ハーネスとリセット用ハーネスとこの結線用ハーネスが出てる。リセットハーネスは結線間違えたら都度ユニットもリセットしないと再認識出来ないからその時に使う用。
作業はこの3本繋いで(割り込み)IGオンでシート番号を認識し、以降はこのユニットが純正助手席に変わって車輌に擬似認識させ続ける事で社外シートへの交換(スポーツ走行時の取り外しも)を可能にしています。
注意点としては、IGオンで助手席(LIN信号)を認識するとユニットからブザーがなるのだけど、それがETCやレーダーや他の機器のブザーと混同するほど聞き馴染みのある様なブザー音がなります。しかもリー即、ホント即鳴るので良く聞いておく事。
ポイントはそれだけ!
という作業内容が理解できたらまた戻る。
この赤○が車輌ハーネスとのアクセスカプラーになります。当然ここから前述の青黒白ハーネスが始まってるから、ご丁寧にグルグル巻きのビニールテープを解いてカプラー直後のシート側ハーネスでユニットを割り込ませる様に仮結線(緑○)
まだハーネスはカットしたらダメ!
失敗しないなら本結線でも良いけど、本結線はユニットペアリングできてから。
で、ペアリングはIGオンで自動的に行われる。IGオンはスタートSW2回押し。クラッチは踏まない事。
とりあえずメーターを第一確認。
エラー無し!ペアリングできてます。
ペアリングできたら結線部から5センチほどセンサー側を残してカットします。
シートベルト用のハーネスも同カプラーにいますが辿っていくとシート裏後方にカプラーあるので一旦外せば必要最低限のハーネスだけが車輌に残ります。
やっとシートが外せるぜ!
緊張の第二作動確認。
エラーは上がらず!
僕は引きが良いのでユニットの初期不良も可能性あるから特に心配したけど無用だったわ。
残されたハーネスはこの感じ。
ここまで整理した。
サイドエアバックはキャンセラー付属なので結線。運転席同様に割り込ませずカプラーよりエアバック側でカットしてキャンセラーを結線しカプラーオンとする。
シート作業は穴位置が運転席と対照で良いから精査する時間が無い分スムースに終わった。とは言え微妙なレールの捻りがスライドの円滑さを阻害するからストレスフリーな建て付けを精査して増し締め。
助手席取り外し時、さぞ重いのかと思いきや意外と肩透かしなほど軽く…流石にそれよりは軽いだろうと積み込みで持ち上げたレカロはむしろ重く感じ…
ホント見た目以外で言えば軽量化にも貢献してなさそーだし、レールはユニット付属だから通常品の1.5倍というコスト高だし、まぁココに20万円という盆栽を配するのはまさにデモカーだけだろう、という感じですが。
何せスパルタン!ソレで良い。
クルマが速そうに見えるわ😁
これこそデモカーの真髄だ。
ちなみに…
デモカーS2000もRMS2700Gは健在です!こちらはしかもFIAモデル!
使い回しじゃ無いよ〜