こないだラック交換したのに。。
次のおエスニさんは、EPS不良でご入庫。
リアルにEPS絡みのトラブルが増えてきてるなと感じる今日この頃。
症状としてはバッテリーリセットしてエンジン始動した時はEPS不点灯。そこからステアを切り出すと途端に重たくなって警告灯点灯。
一瞬だけども…不点灯時の一瞬は軽いw
つまりトルクセンサーから発する信号を受けてから不具合があるわけだ。
とりあえず点検用のユニットで確認。
やはりEPSユニットだ。
所見で判断できないトラブルは何でも新調で直るほど高齢化車輌は甘く無い。
こうしてトラブル用テスターを用意しておかないとダメなとこがエスニの歴史を痛感させられるね。専門店に課せられた使命…こうしたパーツを豊富に持つことかw
今回のクランケはAP1-200型。
部番だとAP1-130からAP2-100までは共通だ。
なので仮にユニットでなくて在庫になっても構わないからまずはユニット新調という最大のヤマから潰すことにした。
結果は…作動復旧し安堵😅
しかし‼️EPS点灯が消えないのだ。
作動はするのに点灯?初期型用整備書ではハンドル中立点設定が未だだから、と。
診断機で設定してみる。
やっぱり…どうやら後期からのユニットにはSCSショートから始まる中立点設定そのものが存在しない様子。
後期版の整備書を確認してみる。
何ぃ‼️HDSで設定だと⁉️データリンクカプラー云々の記載が一切無くなってる。。
つまりDラーさんのみ有するシステムか。
まぁこの手の車輌、関西では違法改造の温床とばかりに毛嫌いされます😭
なので積載車から下ろさない事を条件に設定をお願いした。
すると…一瞬で設定完了‼️なんだそりゃ。
つまり、、
新品のEPSはそもそも中立点設定が書き込まれてない。
前期ユニットはSCSショートで設定できるが後期ユニットはHDSシステムで設定する。
中古ユニットは、搭載してた車輌の中立点が残ってるので警告灯は点灯しないが当然再設定した方が良い。
ちなみに…前期ユニット(つまり前期車輌)に後期EPSシステムでも設定できて作動もします。
後期ユニットに前期システム(ラック&トルクセンサー)は恐らくしないだろうけど…未確認。
このEPS問題、割と関東の専門店さんと情報交換する事が多いので備忘録として書いておきます。
これからも色んな事例が出てくるでしょうから都度書くようにしましょ。
特にEPSは色々やってとりあえず直ってるからOK!みたいな修理もあるからね。