エアコンが効かない、ってのを整備屋なのか電装屋なのか分かりにくい部分あるけど家電で言えば電気屋さんがエアコン付けるからやはり電装屋さんが正解ではあります。


でもまずディーラーさん行くのは正解ね。

(ディーラーに入れる車輌スペックである事も大事ですがw)

そんなお客様からご相談受けたのは車輌がAP1-100型だけに構成部品の何点かは廃盤となってしまってるので修理できない!と。


え?じゃあ後期モデルのパーツで直せないですか?ってアドバイスすると…適合外の部品で修理はしてくれないそうで。。


って事でご入庫されました。



まずは再診断で提携の電装屋さんまで。何故かお客様はディーラー診断でエキパン含めエバポ関連の部品だけ廃盤なる前にと購入されてたのですが…まさか内外システム新調させるつもりだったのだろうか?検知機での診断ではコンプレッサーに漏れ反応ありと。


で、交換するならレシーバーも交換しておきたい、って事なんだけどコレが廃盤で。

品番確認したけど…統合になってないし…とりあえず取り寄せた。どちらにせよコレに交換するしかない。コンデンサーは全モデル共通だから互換性あるはずだと。


見た目は…シルバーから防錆ブラック仕様になってたが大きく違うのはDENSO製かKEIHIN製か。

だから品番違うし統一させてないのか。


でも取付部分同じ。

カプラーも同じ。

やっぱり付くんじゃねぇか?



付きましたw

ついでに錆びたブラケットもブラックアウトしておきました。

って事で互換性あります!って事です。

今回はAP1-100型にAP2タイプS用で取り寄せた(AP1-130以降同じですが)レシーバーですからほぼほぼ全モデル付くかと。前後の配管は少し取り回しが変わってるとかで品番違うのですがこの辺りも共用できそうです。


って事でメインのコンプレッサー交換。


全て上から作業です。

オルタネータとウォーターポンププーリーを外せば簡単です。電装屋さんは下から潜って外す、みたいに言ってましたが、、それにしてもエンジンから取り外すまでは上から作業となるのでそのまま外しちゃう方が効率的。


リビルトは部材不足らしい。

一般的なリビルト価格より割高。

新品の半額よりは高いくらい。

まあでも製品保証ついてますからね。



オーリングは全て交換しておく。

って事で意外とすんなり復旧できました。
引き続き電装屋さんで真空引きとガスチャージ、リーク再テスト。
すべて問題なくOKでした。

効かせてみます。
あー、、ちょっとまだ寒いねw良く効いてる!
まぁでもこの時期朝晩は寒いけど日中は意外と上がるからね。
暑くなると電装屋さんはエアコン修理でバタバタですから、早めに直しとくのが正解ね。

ホンダパーツも最近は海外人気に伴うオファーで爆輸出されてる(ホンマはアカン筈なんだが)お陰で作ってはいるけど入荷までにオーダーが溜まってずっと欠品が続いたりしますから早め早めの部品の確保がマストになりつつあります。
まぁ現存台数も国内より国外なのだが…今やそれほど富裕国でもない日本より海外のS2000乗りさんの方が余程お金かけて乗ってるって事もあるのだと思います。

とにかく古くなったから壊れてく部品が古過ぎて廃盤なるわ、大事な部品は大人買いされるわ、と調達困難な状況になりつつあるS2000であります。まぁそれでも人気さえ維持できれば何とかなる。お金の匂いがすれば誰かが作るからw
何とかします、ってのが我々専門店の仕事です。