中江藤樹 五事を正す
中江藤樹の「五事を正す」藤樹が強調した五事は以下のようにまとめられています。貌(ぼう) – 容姿・態度を正しくする。→ 人に接するときは和やかで礼を尽くした姿勢を持つこと。言(げん) – 言葉を正しくする。→ うそ偽りなく、思いやりを込めた言葉を使うこと。視(し) – 見方を正しくする。→ 人や物事を偏見なく公平に見ること。聴(ちょう) – 聞き方を正しくする。→ 人の話を謙虚に、心をこめて聴くこと。思(し) – 考えを正しくする。→ 私利私欲にとらわれず、まごころを持って物事を考えること。藤樹はこれを 「人間関係の基本」 として教えました。つまり、学問や政治だけでなく、日常生活の中で親・子・夫婦・友人など、すべての関わりにおいて五事を正すことが大切だ、と説いたわけです。特に藤樹は 「心の誠を尽くすこと」 を重んじ、「五事を正す」はまさに誠の実践方法と言えます。