癌という病に思うこと⑦

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2018年9月に、母を癌で亡くしました。
76歳の誕生日を迎えたばかりでした。

母が癌と診断されてから丸7年と4ヶ月。
家族として癌という病を受け止め、母と共に過ごしてきて、最後は病院で看取るまでの感じたことや、思うことなどを少しずつ綴っていこうと思います。

また、母よりもずっと若くして癌と診断され、現在闘われている方や、ご家族の方は、もっと別の苦しみや、ご苦労も多々あることと思います。
私は、嫁に出て、ダブルケアという経験から感じた事を娘の立場で書きたいと思います。

幸いに、私は母が息を引き取る瞬間まで側にいる事が出来ました。
必ず、人には大切な人との別れは訪れます。

家族が癌と言われ、現在支える側にいる方や、失ってその哀しみから抜け出せない方、色々な方々に何かプラスになれるような発信が出来れば幸いです。

今、母を失って哀しみもあります。
ただ葬儀を終えて、この闘病期間中に母や私を支えてくれていた方々への感謝の気持ちに包まれているのも現状です。
心理を学んだ理由の中には、母を失った時に私は自分を保てるのか…という不安もありました。

現在、妻、母、嫁という立場で動いてます
が、娘としての私が感じたことなどお話し
していきたいと思います。





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定期検診で見つかった癌は、当たり前ですが小さなものでした。
前回手術した部分の縫い目の辺りに出来てました。

また治療が始まる…




今回は放射線で治療することとなり、担当の医師から、「こんなの直ぐに消してあげる」と言われたと話す母を覚えています。

母は、なんでも良く読む人でした。
本も好きでした。

そんな母だったので、手術の際の注意点や、今後に予想される副作用とか、隅から隅まで読み、読むから不安も大きくなり…というのが、母のいいところでもあり、困ったところでもありました。


今回の放射線は、やはり気持ちの悪さ、船酔いしているみたいな感じだ…とは言ってましたが、抗がん剤の頃に比べれば、比較できない程に楽だったと思います。


言われた通りに癌は消え、またいつもの定期検診に入りました。



この頃、私の息子は1歳を過ぎた頃…
孫を励みに…とはありきたりですが、少しでも幸せに楽しく過ごしてくれたら…というのが1番の願いだったでしょうか。



母が亡くなり、遺影の写真を探している時、放射線治療を終えて暫く経った頃の母の写真が出てきました。



夏に、近所の方達と庭でバーベキューをしている姿です。
私も、息子も一緒にいて、亡くなる頃の母とは別人なくらいに、ふっくら見えた元気な力強い母の姿でした。

定期検診の不安は、毎月嫌なくらい、私を暗く重くしました。
母も同じだったでしょう。

年が明けて間もなく、年末の検診の結果でまた癌が再発した事を知らされました。



この時は、私は自宅で大きな声をあげて、ワンワンと泣きました…

なんで、また!
なんで、うちなの!!
なんで、こんなに苦しんだのに、また癌になるの!!!
帰宅した主人は、なんで泣いてるのかも訳がわからなかったでしょう。

ありきたりですが、神様はいないんだ…という言葉が、この時過ぎりました。

癌の手術から2年半の事でした…