体外受精の治療がスタートしてから休みがちになってしまい、職場の人間関係に亀裂が入り出したのを機に退職する事に。




治療をするまでは、人間関係で揉めた事もなく楽しくやってこれていたので、大好きな職場を手放す事は私にとってとてもとても辛い決断でした。






Aさんからもらった言葉が何日も頭の中でぐるぐるしていて「いつ妊娠するの、いつ治療終わるの」という言葉がずっと離れなくて。
食事も喉を通らないくらい精神的に病んでしまうはめに。





Aさんがムカつくという事ではなく、妊娠できない体である自分に対して悔しいというか、情けないというか「なんで私はこんなに出来損ないなのだろう」という感情で頭がいっぱいになっていました。






治療の悩みを普段からよく聞いてくれる友人にその出来事を一部始終したところ
  




友「プレ・マタニティハラスメントって言うんだよ、それ」


と、言われました。




私「プレマタニティ?」




馴染みのない、初めて聞く言葉でした。




友人に言われて、ネットで調べてみると厚生省のHPがでてきました。




たしかに、私がAさんから受けた言葉と同じような言動が、プレマタニティハラスメントに当てはまるという内容でした。






妊婦さんに対するマタハラってよく聞くけど、不妊治療に対するプレマタハラがあるなんてあまり知られてませんよね。







私は今回初めて体外受精をして、仕事との両立の難しさを痛感しました。









特に低刺激法のクリニックに通ってる人だと余計に調整も難しくスケジュールを立てるのが困難なのではないでしょうか。




別に、あのまま居ようと思えば職場には居続けられたと思います。だけど迷惑と思われてまで居座る度胸は私にはありませんでした。









私のように、職場で肩身のせまい思いをしながら不妊治療をしている人は一体どのくらいいるのでしょうか。


私のように、辞めたくのない仕事も治療の為に諦めた人はどのくらいいるのだろうか。






治療してから痛くて辛い思いばっかりしてきたのに、さらに大好きなものも手放していかなければならない苦しみ。






パートでさえこれなので、正社員で働きながら体外受精をしている人は本当に尊敬しますニコ








「Aはパワハラだ!」と訴えるつもりはありません。



どうしても急な休みや早退は他の人に迷惑がかかってしまうので、周りの方の気持ちは痛いくらいわかります(というかその気持ちの方がよくわかるびっくり)








全く迷惑かけずに働きながら治療ができたらどんなにいいか。



誰も不快にさせずに不妊治療ができたらな…










なかなか難しい問題ではありますが、私がもし新しい職場で働く時は、治療してる人や妊婦さんには全力で協力してあげようという気持ちになれました。






自分が辛い目にあった分だけ、人に優しくなれますもんねぽってりフラワー






退職した今、未練は断ち切って本格的に治療に専念します!