※生々しい採卵の内容を記載しています。
これから初採卵の方の不安を煽る可能性があるかもしれませんので、閲覧注意です。






看「くるみさん、そのままスリッパを履き替えて手術室へとどうぞ」


私「はいっ…!」







いよいよ、看護師さんに連れられ手術室へと案内されました。






そして、悍(おぞ)ましい手術室の雰囲気を目の当たりにし、恐怖はピークに達する事となるのです。








私(やばい……なんかめっちゃ手術室だ……!!不安)









真っ暗な手術室の中に、オペ服をきた医師、培養士さん、看護師さんが立っているではありませんか…5〜6人はいたでしょうか?
(暗闇の中、みんな目元しか見えないのでとても怖く感じました泣き笑い)





そして部屋の真ん中にぽつりと手術台。






足元の台にはずらっと並べられた採卵の器具(見たら絶対ビビる自信があったので絶対見ないようにした)



そして、あちこちにモニターがありました。





手術じたい経験がない私、その雰囲気だけで震え上がる。






私(やばい…!怖い…帰りたい!)







私はなんて事をしてるんだろう。

体外受精に進んだ事をこの時めちゃくちゃ後悔しました。





痛がりでビビりな私が体外受精なんてできる訳なかったのに…!!と心で泣きました。




だけどもう、ここまで来てしまった訳で。







看「では、くるみさん。台に寝転んで足を開いてくださいね」







ガクガクと震える中、看護師さんに支えてもらいながら台に寝転ぶ私。




足元はベルトで固定されました。



暴れれなくする為…?やだ、怖い!







看「くるみさん、もうちょっと足の力を抜けますか?」







あーあああ!無理!無理!怖くて力が入ってしまう。まだなにも始まってないのに、ベッドに寝転ぶだけでこの有様泣き笑い(看護師さんごめんなさい)






医「はーい、ではくるみさん。今から採卵初めていきますね。今日は3つの卵を取りますね。うちは細い針を使ってるからね、極力痛みは少ないからリラックスしてくださいね〜」



私「は、はい…!よろしくお願いします…」



医「んー、もうちょっとだけお尻下にさげれるかなあ?」



私「あっ、はい!すみません…!」





もう怖すぎて訳がわからない体制になってる私。




二人の看護師さんがさささっと私の元に来られて、足を支えられました(ごめんなさいぃ泣き笑い)


一人の看護師さんは私の手を握ってくれています。





パチッ💡




準備が整ったのか、真っ暗闇の中スポットライトがつきました。
私のお股あたりだけを照らされ、恐怖+恥ずかしさも倍増泣き笑い







医「はーい!器具固定しますね〜」





カチャカチャカチャ…





私(器具の固定はあまり痛くない…よかった)





医「はい、では今から鍼で卵を吸引していきますね。右側からいきます。よろしくお願いします!」

看護師「よろしくお願いします!!」

培養土「よろしくお願いします!!」




ひ〜〜〜



いよいよきた。




モニターに私の卵巣が映し出されました。





看「今からモニターに卵が取れる様子が見れますからね、余裕があったら見ていてくださいね」



私「は、はい……」





返事をした次の瞬間…!











私「ゔっっ!!








おそらく針が刺されました。






い………








いっでえええええ!!!






やばい。これはやばい……滝汗









私「ゔぅう、、痛い、、痛いチーン……はぁはぁ…ゔぅ」


医「大丈夫かな?ちょっとだけ足開けるかな〜」


私「いたたたたたた……!」(パニックで無視)


看「足、抑えますね〜」





ガシッ!





私「痛いですゲローゲローゲロー



医「今ね〜、右側の2つ続けて卵取れましたよー!次、右側にもう1個あるからとりますね〜」



私(まだこれあと1回やるの?!むりゲロー)



医「はーい、いきまーす」





チクッ








いっでええああああああああ!!!









私「ゔぅ〜〜〜〜!」






やばい。





なんか左側のほうが痛い!!!滝汗滝汗滝汗滝汗










私(はよ終われ、はよ終われ〜〜〜〜〜ゲローゲローゲローゲロー)









この時、思い切り爪を立てて自分の腕をつねりまくってました。







トータル10分くらいだったでしょうか。







医「はい!よく頑張りました!お疲れ様でした、終わりましたよニコニコ



私(ホッ…!)



針を抜いた瞬間、スゥーっと痛みがひきました。






医「出血があるかもしれないので、ガーゼをいれておきますね。あとでトイレで抜いてください」



私「あっ、はい。ありがとうございます、わかりました」




採卵の痛みもやばすぎましたが、このガーゼを膣に詰め込まれるのも地味に痛い……







フラフラのまま、看護師さんに手伝ってもらいながらベッドから降りる私。





ガーゼが入っていて、歩くと膣がちょっと痛い。

あとお腹も生理痛みたいな鈍痛でちょっと痛い。






看「またあとでお声がけするので、それまでリカバリールームで休んでいてくださいねニコニコ


私「はい、ありがとうございますチーン






ベッドに戻るも、採卵の痛みを思い出して涙がでました。




個人差はあるかもしれませんが、初めての採卵は10分が1時間くらいあるように感じるくらい痛かったです。






説明しようがないあの痛み。
たしかに説明を受けていた通りチクッと刺される感覚なんですが、卵が吸引し終わるまで、ずっとキーン!と刺され続けてる感覚といいますか…


大袈裟かもしれませんが、自分の皮膚をちぎれるくらいの強さで爪でつねってるかんじですねチーン








終わった感想は







ああ…もう二度と採卵したくない…
さっさともうこの1回で妊娠したい……






でした。
今までで一番強く、そう切実に願いましたね。







看「くるみさーん、体調いかがですか?」


私「あ…ちょっとお腹が痛いんですが、これはよくある事ですか?」


看「そうですね。もし不安だったら、ロキソニンだしましょうか?」


私「すみません、お願いします」


看「お薬持ってきますね!もし、歩けそうならトイレでガーゼ外してきてくださいね」







看護師さんが薬の準備をしてくださっている間、トイレに向かう私。





私(ガーゼ…引っ張ったらいいのかな…怖いな…)






ドキドキしながら、膣に入っているガーゼを抜きました。






スルスル…









スルスルスル………











スルスルスルスル…!











なっ…




ながーーーー泣き笑い泣き笑いw






1m以上あります?ってくらい膣からガーゼでてきた泣き笑い泣き笑い
(そりゃ痛いわ)








ほぼ出血はしてませんでしたが、めちゃくちゃ長いガーゼがでてきて、たまげました汗うさぎ








看護師さんがお薬を持ってきてくださり、少しベッドで休ませていただきました。







看「では、次は先生からの採卵結果をお伝えしますので待合室でお待ちくださいね」





さ…採卵結果…!!






そうだ。採卵終わってひと段落してる場合じゃない。



採卵頑張った自分偉い!すごい!とか達成感かんじてる場合じゃなかった。




採卵結果を聞かなきゃならないんだ。






というか、不妊治療に妊娠するまでひと段落できる時間なんてないんだ。






なんか1つ壁を超えても次から次に不安な要素があるな……





とれた3つの採卵結果、ドキドキしながら待合室で待ちます。



続く。