お久しぶりです。
実は久々に"母校"というやつに帰ってました。ただし、母校ではなく私の出所した刑務所とでも言いましょうか(笑)
別にどうでも良いんですよ。ただ、久々にギコチナイながらも言葉を交わす自分とか、そういう自分の変化をどう説明しようか悩んでいたところです。
当然、そうして帰ったということは建前上実家にも帰るんです。
長男なんていうのは、少なくとも次男次女が存在を始めた時点から少しずつ淘汰されて行く存在なのです。
言うまでもなく、僕もすっかり淘汰されている存在なのです。
それをどこで一番感じるか。
自分の部屋の消滅
自分の布団がない
自分の収納なんてない
そんな分かりやすいことじゃないんです。そんなのは本当にどうでも良いことだった。
それよりは「食」なんです。
例えば、私の弟はきのこ類全般が嫌いで、気がつけば鍋物からすらきのこ類は消えていく。
例えば、私の弟は焼き肉のタレが好きで唐揚げの味ですら焼き肉のタレになる。
例えば、私の弟は塩味があまり好きでなく醤油が好き。気がつけば野菜炒めすら醤油味。
例えば、サラダですら味ぽんがかかっている、塩味のサラダはもう死んだ。
一見するとどうでも良い変化でしょうけど、これが意外に切ないものなんです。
次男の味覚の安定は次男のポジションの安定であり、また長男が「お兄ちゃんなんだから」を言われ始める時期なんです。
気がつけば、こうして僕は実家から淘汰されていく。
健全な変化です。
ちなみに、僕の群馬における人間関係も"健全な変化"が始まっている気がする。
僕はいつまで居続けて、いつ淘汰されてしまうのだろうか。
ささやかな変化ですが、それは決定的であり、実家レベルでないところで新しいことが始まっていく。そして僕もまた適切に淘汰をして、新しい人を自分の眼中に迎え入れる。
そういう変化を感じられる季節になりましたね。
では!