ちょっと時が経ちすぎてしまいましたが、初春狸御殿を観ました。
半年位前にも放送されていて、父に録画を頼まれてたのを忘れてしまい、気づけばラスト20分を録画・苦笑
するとたった20分なのに関わらず私はその映画の世界観に魅せられてしまいました。そしてとてつもなく悔やみました。録画をしくったことを・・!!(何気に父より悔やんでました・笑)
するとなんと!少し前にまた放送してくれました!!!!もう感謝感激で勿論大事に大事に録りましたとさ☆彡
お話は、カチカチ山に出てくる悪狸を父にもつ心の綺麗な娘がいて、父の日頃の悪い行いによって追われた二人の逃げ込んだ先が狸御殿。そこのお姫様が狸との結婚が嫌で、人間の旦那を探しにいくと家出した為、姫と瓜二つの娘が(二役)姫の身代わりをするというお話。
歌って踊っての和製ミュージカル♪もう目が離せませんし笑わずにはいられない~!
なぜか香港映画のお正月映画みたい~って内心思いながら観ていたらふと母が、これお正月にやってたの、昔はお正月にこういう映画をよくやってたんだよ、と言い出したので、心を読まれたのかと思ってびっくりしました・驚
香港のお正月映画は良い意味でくだらなく、明るく、笑いあり涙あり、そして大体はちゃめちゃ・笑
どこかの記事で読んだか聞いたかした話ですが、香港映画の場合スター大集合にも関わらず、無償に近いような低予算だけど結構手の込んでる映画内容。
この狸御殿は両親の世代なのか役者さんを結構知ってたので、おそらく世代の方ならわかるであろうスター大集合だんったんだろうなと思いました。
お正月には人々を笑顔にしよう元気にしようと、年初めを皆が明るく迎えられるようにと、日本でも香港でも奮闘してくださってたんですね~
因みに香港では今でもこういったお正月映画は続いてるようですね、昔ほど作品は入ってこなくなちゃいましたが。
さて、毎度ながらそれた話を戻しまして、二役の若尾文子さんがお美しかったりめんこかったり★心優しい娘役と我儘な姫様役と、二種類の若尾さんが拝めて楽しい♪
娘が身代わり中のミュージカルがお祭り騒ぎで(てか狸まつりですが・笑)観ていて飽きません!
ラストの姫様はズルいな~と思いましたが、娘は薬売り(勝新太郎さん:狸の父の背中の火傷薬を娘が買っている)がいるからいいのかな~と(人間だけど・笑)、どちらもハッピーで微笑ましい終わり☆彡
勝新太郎さんはアシュラ伝説の慈空役しか知らないので、お若くてびっくり!さわやかな薬売りさんでした☆
相手役の市川雷蔵さんは、今作と菩薩峠(狸御殿を観た後のこの作品はちとギャップが辛かったので途中で挫折・汗)のシリアスな役しか拝めてませんが、役幅が広そうといいますか、当時の本当に大スターだったんでしょうね。
スターぶりといい、短命さといい、化粧映えの良さといい(?)なんだか日本の張國榮(レスリー・チャン)のような人だと思いました。どちらもまだまだこれからが楽しみな方々だったのに・・
・・あれ、楽しい映画なのにしんみりしちゃった・苦笑
私、邦画ってあんまり見ないしなかなかハマらないのですが、今作にはやられました☆彡なんせ録りそびれた時のラスト20分でおちた位ですもん・笑
香港のお正月映画とノリが似ていたからかしら?設定がまず狸の国のお話って時点でなんか変ですから~どんなに美男美女がそろおうと9割狸ですから~笑笑
こういった邦画をもっとみたいです♪市川雷蔵さんにハマったわけではないけど、こういった面白い雷蔵さんはまた観てみたいと思いました☆