多賀城まで来たのだから、あのお姿を見に行こうと思って、石巻へ
この階段を登れば、あの雄姿が見れますよ。
入館する前に、あのお姿を拝見
サン・ファンバウティスタ号です。
復元船「サン・ファンバウティスタ号」は慶長使節ら郷土の先人の偉業を後世に伝えるために、宮城県民や地元企業からの寄付などにより、1993(平成5)年に建造された船です。
国内で復元された最後で最大に木造様式帆船(ガレオン船)です。
東日本大震災の津波により被害を受け、その後の台風でマストなども折れてしまい、これ以上修理をして、維持することが出来なくなり、今年の3月末で展示を終了し、解体する予定でしたが、オリンピック開催終了まで展示が延長となっていたので、見に来たのです。
それではサン・ファン館に入って見ましょう。前回来たときは,サン・ファンバウティスタ号のライトアップを見に来たので、展示のサン・ファン館は見ていません。
サン・ファン館も東日本大震災の被害を受けているので、サン・ファンバウティスタ号解体に合わせてリニューアル工事に入り、令和6年にリニューアルオープン予定です。
それでは中に入ってみましょう。入館料は大人350円です。高校生以下は、太っ腹で無料ですよ。
入館料は自動券売機で買うのですが、何故かスタッフのお姉さんが、体温を計った後、料金をトレイに置きます。するとお姉さんの後ろにある券売機にお姉さんが、お金と投入して、出てきた券を頂きました。
何だか不思議なシステムです?????
この長いエスカレターを下がるとサン・ファン号を見ることが出来ますよ。
何だかこのエスカレターを下る姿は札幌の大倉山ジャンプ台みたいですね。
おお~サン・ファン バウティスタ号です。今はドック棟は立ち入り禁止で、野外広場と見学デッキからしか見ることが出来ません。
黄金色の龍がのっています。
サン・ファン バウティスタ号は使節船ですが、海賊から襲われる可能性もあることから、大砲も備えています。
サン・ファン バウティスタ号は全長55.35m、船体長47.10m メインマストの長さは32.43mです。
船を見たので、次は展示室を見てみましょう。
帆を縫う水夫だって
これが船に設置していた大砲ですか。
サン・ファンシアターというものがあって
サン・ファン バウティスタ号の船内をVR映像で紹介するらしいです。定員は40名でしたが、新型コロナウイルス対策で半分の20名です。
私は③の11:10上映に入ります。
館内はこんな感じで帆船に乗った気分が味わえます。
11:10の上映は・・・・なんと私1名です。全く密ではありません・
VR上映を見て分かったのですが、東日本大震災前は東京湾とかいろいろなところへ行っていたのですね。また船の中にもいろいろな展示があって、中を見学することが出来たのですよ。
慶長使節展示室は、伊達政宗が支倉常長らに慶長使節団としてローマ法王に派遣された歴史を学ぶことが出来ます。
この人物が支倉常長ですよ。
セミナールームでも、慶長使節について映像のアニメーションで紹介していました。
展示室の5分の1は東日本大震災の被害の状況を紹介
東日本大震災の400年前も「慶長大津波」があったそうです。慶長大津波からわずか2年でサン・ファン バウティスタ号は建造されて、出航したのです。
東日本大震災の津波被害がなければ、もっと現役船として活躍していたのになあ。
令和6年のリニューアルオープンの時には、サン・ファン バウティスタ号のミニチュア版が展示されるらしいです。