くろやぎです。


この夏は節電の声なき声を受けて企業が多少休業するケースはあったものの、計画停電もなく、経済活動への影響は限定的だったと言えるのでしょうかね。

俺の知る範囲ではσ(^_^;)


この結果は、個人的には非常に運が良かった。そして、発電に携わる方々の不断の努力の成果である、と認識しています。

そう思うのは、どこぞのサイトに表示されている「発電量に対する需要量」が連日90%を超えているためです。

定性的には、「非常に稼働率が高い状態で発電装置が動いている」ことの証ではないでしょうか?

今の世の中、メディアの一斉アピールによって、大衆は皆、とりわけビジネスパーソンは皆「効率が良いこと=GOOD」という考え方を持たれていることでしょう。

しかし、効率が高くて良いものと、効率が悪くて良いものがあります。

電気などのインフラが典型で、高稼働で負担がかかっている発電装置のうちのいくつかが故障すれば、それだけで電力不足などの大きな影響が出かねないのです。

だからバッファ(余裕)が必要となる。

道路なども、平行しているから片方はムダだ、と言われましたが震災などでメインの道路が壊れた時に、補給経路として役に立ったりするのです。


ですから、この「予備的に動かせる発電所が無い中で高稼働を維持している」ことが危険であり、一方でものすごいことなんですね。

あなたはこれでも「効率が悪い=BAD」と、二元論で考えますか?


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