来週の月曜日&火曜日に、今年のセレクトセールが開催されます。

 

日本で最も多くの札束が飛び交う一日。毎年楽しみにされている方も多いと思いますが、私も今年は月曜日にお休みを取りましたので、昼間から酒でもかっくらいながらまったり見ていたいと思っています。

 

 

もちろん多数の良血馬が上場されている1歳セクションもそうなのですが、今年の上場馬リストを見ていると当歳世代の新種牡馬のラインナップに非常に興味をそそられます。

 

我々一口馬主がカタログでその名前を見ることになるのは来年の募集のタイミングですが、近年類を見ない程に期待度の高い種牡馬の名前が並んでいるので、今のうちからちょっと予習しておきたいと思います。

 

名前を挙げる新種牡馬の牡馬なんかは、来年の社台サンデーで積極的に狙ってみたいですね。

 

 

 

  イクイノックス

種付け料:2,000万円

種付け頭数:203頭(うちノーザンF80頭、社台F19頭)

⇒:いわずと知れた世界最強ホース。初年度種付け料から2,000万円という破格のスタートを切りましたが、当歳セッションから最低リザーブ価格で4,000万円と、その種付け料に見合った高い評価を受けています。落札価格も高騰するでしょう。203頭と多数の繁殖を集めましたが、社台&ノーザンで過半数を占めている状態。何といってもノーザンFの80頭でしょう。期待度の高さが伺えます。来年の募集でも高額になるでしょうね。私も期待しています……が、初年度からの出資という意味では敬遠しそうな気がします。値段も張るでしょうし、同価格帯なら種牡馬実績のあるキタサンブラックの方を優先したくなりそうですからね。とはいえ、結果を出してもらわないと困る種牡馬。まずは産駒がいくらで落札されるのか、注視したいと思います。

 

  シュネルマイスター

種付け料:350万円

種付け頭数:164頭(うちノーザンF46頭、社台F14頭)

⇒:GⅠタイトルこそNHKマイルCの1つのみですが、2歳9月のデビューから5歳の秋まで最前線で活躍をし続けました。東京芝マイルで早い脚が使えるスピード能力と瞬発力、Haloミスプロ(とついでにStorm Cat)という日本競馬で飽和している血を全く含まない希少な血統構成から、馬産地の期待も高い新種牡馬です。Kingman産駒の日本適性の高さも含めて、個人的にも非常に注目しています。ノーザンFもSS・キンカメ肌の繁殖を中心に数をつけており、特にカナロア肌なんかは相性も良さそうな印象ですから、来年の募集でも是非出資を狙いたいですね。個人的には牡馬>牝馬で見てますが、どうか。

 

  グレナディアガーズ

種付け料:150万円

種付け頭数:123頭(うちノーザンF34頭、社台F14頭)

⇒:国内ではモズアスコットに続く2頭目のFrankel系種牡馬。朝日杯を2歳コースレコードで制した早熟性と堅実なレースぶりを産駒に伝えてもらいたいですね。ノーザン&社台で50頭近くつけているように、一定の期待値は持たれていそうですね。モズアスコットが初年度からクラシックに産駒を送っていますし、日本で走れたFrankelであれば適性面も問題はなさそうです。母系は米国系ですから、繁殖によってはダートでも潰しが効きそうな印象ですね。こちらも種付け料はかなり安価ですし、クラブで募集されたらそこそこ人気しそうです。父も中型馬でしたし、450㎏前後でも走らせてきそうなのも良さげなポイント。後は父&父父のスピードをどこまで引き継げるかですね。

 

  タイトルホルダー

種付け料:350万円

種付け頭数:159頭(うちノーザンF8頭、社台F7頭)

⇒:長距離路線を中心にGⅠを3勝した貴重なドゥラメンテ後継。阪神の鬼で無類の強さを誇りました。早逝したドゥラメンテの後釜として日高方面を中心に多数の繁殖牝馬を集めましたが、社台系列は15頭まで。5口ずつくらい持ってる感じですかね。阪神開催の宝塚記念をレコード勝ちしたようにスピード能力もありましたが、やはり本質は長距離馬。こういうスタミナタイプの種牡馬はスピード系の母に付けるのが鉄則ですから、スプリント~マイル路線で活躍した快速系の母との配合に注目したいですね。セレクトの上場馬の母を見ても、1,000~1,600辺りを主戦場にした馬が多い印象ですから、そういった中から走る産駒が出てきそうです。

 

  ピクシーナイト

種付け料:150万円

種付け頭数:125頭(うちノーザンF14頭、社台F3頭)

⇒:モーリス後継第一号。自身のキャリアは香港での大事故の影響もあり、4歳以降は順風満帆とはいきませんでしたが、3歳でスプリンターズSを制したそのスピード能力と仕上がりの早さは武器になるでしょう。同父であるジャックドールは中距離馬でしたから、本馬とは差別化が図れていますし、ピクシーナイトの方がよりモーリスに似た適性を産駒に伝えそうです。社台Fはそこまでですが、本馬の生まれ故郷であるノーザンFは14頭の繁殖を回しています。モーリスかつファミリーの活躍馬を見ると、基本は牡馬優勢になりそうな印象。本馬自身が大型馬でしたが、産駒はあまり大きくなりすぎないでくれるとよいですね。血統上でも、SSが5列目でキンカメを含まず、肌馬を選ばない印象。スタートダッシュさえ決めれば、特に日高方面を中心に人気を獲得できそうな下地がありますから、頑張ってほしいですね。

 

  ウエストオーバー

種付け料:250万円

種付け頭数:82頭(うちノーザンF27頭、社台F4頭)

⇒:現役時は愛ダービーでの7馬身差圧勝劇を含むGⅠ2勝。ドバイシーマCや凱旋門賞でも2着に入るなど、欧州の王道路線を牽引する活躍を見せました。引退後は優駿SSにスタッドインしていますが、ご覧の通りノーザンファームの力の入れ具合が凄いです。非社台SSの種牡馬に対してこれだけ付けているのはリアルスティールくらいで、繋養初年度にも関わらずこれだけの数を付けているということは、かなり高く評価されているということでしょう。同時期に導入されたアダイヤーとフクムはノーザンF&社台Fいずれも種付けゼロですから、その差は歴然です。米国的なスピード色が強く、日本で主流なHalo系との相性も良さそうな母系の血統を見ても、Frankel産駒ですが日本競馬との相性は良さそう。個人的にはかなり楽しみにしていますし、来年の本家募集での出資筆頭候補種牡馬ですね。特に、祖母にドバイマジェスティを持つゴールドエッセンス♂、バラ一族出身のバンゴール♂ローザフェリーチェ♂、GⅢを制したリラヴァティ♂辺りは活躍を期待したいです。

 

  Ace Impact

種付け料:4万EUR(≒630万円)

⇒:海外種牡馬ですが、最後に取り上げておきます。自身は6戦6勝、無敗で凱旋門賞を制したまま引退した伝説的な名馬。当歳世代が初年度になりますが、種付け料は600万円ちょっととかなり安価です。噂によると社台Fがかなり力を入れているようで、海外繋養繁殖との配合や持ち込み、セール落札なども併せてそれなりに数をそろえてきそうな気がします。もしかしたら社台TCの募集にもかかるかも……?

 

 

こうして並べてみると、めぼしい馬が沢山いて来年募集の新種牡馬は狙い目に感じますね。特に40口なんかでは、結果を出す前(=値上がり&人気が増える前)にいかにドラフトするかが重要ですから、その予行演習として来週のセレクトセールも楽しみながら見守りたいと思います。