6/2(日) 東京7R 3歳上1勝C(芝2,000m)

ルージュサリナス(牝3) @北村宏司

5番人気 3着(9頭立)

 

 

2月のクイーンCで大敗後、じっくり立ち上げ直されてきたルージュサリナス。カーネーションCをスライドし、今週から解禁された古馬混合の1勝クラスに出走しました。

前走がかなり負けたので、どれだけ立て直せるかという一戦。期待と不安が入り混じりながらの観戦です。

 

 

 
 
パドックではハキハキとした周回でやる気は感じさせますが、やはり体は増えてませんでした。
それでも体付き自体はしっかりしてきた気配はありましたし、心肺機能の高そうな胸前部分も相変わらず。肉が付きそうな土台はあると思っているので、秋にかけての成長に期待ですね。
 
 

 

五分のスタートから先団へ。道中は外目4番手を追走します。
 
 
1,000m通過が1:03.8と馬場を考えてもかなりのスローペース。ラップとしても、1,400m通過までは12秒台半ばが続き、ラスト3ハロンが11秒台前半という極端な上がり勝負になりました。

 

 
 
直線に入って前を追いますが、このペースですからやはり前が止まりません。
 
 
残り200mを通過した所でも、前とはまだ2〜3馬身近い差がありました。
 
 
最後までよく走ってはいましたが、2着馬との差を詰めるに留まって3着でゴールイン。

 

 

 
 

 

直線では手前を頻繁に替え、寄れながら走るなどまだまだ非力な面も見せましたが、それでも馬が最後まで走り切る意志を見せてくれたのは大きかったと思います。

 

 

 

6月2日レース後コメント(3着)

●木村哲也調教師

期待したほど体に成長はなかったですが、体重もなんとか維持できて、状態自体は良かったと思います。どうしても気持ちが先走って体がついてこなくて、浮いたような走りになってしまうところがありますからね。そこだけジョッキーには注意してもらいましたが、返し馬も上手くいってゲートの出も良かったです。最後はまだいいフォームが続かない感じではありましたけど、レース内容としては悪くなかったと思います。まだまだ成長途上の状態ですしね。このような競馬を続けながら全体にしっかりしてくるのを待っていけば、必ず良くなってくるはずですよ。夏を成長を促す期間とするか新潟あたりで使うかは、この後の状態も見ながら考えたいと思います。

 

●北村宏司騎手

返し馬の下ろし際とスタートを気をつけるよう先生と話していたのですが、頭が上がることもなく冷静に走り出してくれました。まだまだ後ろが弱くて、瞬発力勝負になると分が悪いというのはあったのでポジションを取りにいきましたが、そこでも怪しいところは多少あったものの、いいフォームで走れていましたよ。ただ、ペースが遅かったので4コーナーから直線に入るところで押し上げていきたかったのですが、スッとは反応できなかったあたり、まだ非力な面が出てしまいました。最後まで諦めずに頑張ってくれてはいるんですけどね。何度も自分で手前を替えたりして、苦しいところはありそうでした。それでも前回を考えれば競馬の形としては良かったと思いますし、体が成長して後ろに力が付けば、まだまだ良くなると思います。マイルだと走りが伸びてしまいそうなので、ある程度は自分のリズムで行けるこのくらいの距離は良さそうですね。

 

やはりもう少し肉付きがよくなって来ないと、という感じですかね。全体的な成長が待たれますが、現状でもこのクラスでは十分戦えそうな感じですから、秋以降で更に成長してくれば楽しませてくれそうな気がします。

木村厩舎も、今年の募集で見ても有力馬が多数入ってきますし、生き残るためにも一戦一戦きっちりと走らなければなりませんね。

 

ともかく今日はお疲れ様でした。

夏に走るかどうかは未定のようですが、次は更に大きくなった姿を見せてくれることを楽しみにしています。

 

 

 

【東京TC様より画像及び倶楽部公式情報の転載許可を頂いております】