ダービーも終わり今週から2歳新馬戦もスタート。

競馬も一区切りを迎えるタイミングですが、ということは1歳馬の募集が始まる季節ということになります。

 

本日、40口クラブの厩舎が発表。明日にはカタログが、来週月曜日には側尺や動画が公開されてすべての材料が揃うことになります。いよいよ、といった感じですね。

 

 

厩舎を含めたリストを見ているだけでも色々と発見はありまして、厩舎陣営を含めた界隈での力関係の推移や期待度なんかも薄っすらと感じ取れる訳です。

 

ノーザンファームでは、木村哲也厩舎が美浦の一番手に完全にのし上がりましたね。今年はグランアレグリア23(500万円)、アロマティコ23(175万円)、ロカ23(150万円)といった高額馬を含む6頭が預託に。藤沢厩舎が定年解散、国枝厩舎も再来年で解散、堀厩舎とは疎遠気味と、長らく美浦のトップを走ってきた厩舎が去っていった影響もあるのでしょうが、今後はノーザンファームの関東のトップホースはキムテツ厩舎に集められることでしょう。クラブ馬中心ではありますがね。

 

同じポジションの宮田厩舎も4頭が預託されており期待は感じられますが、馬質の面ではまだまだ2歩3歩後ろといった印象。逆に、田中博康厩舎が1歩リードしているような感じです。

 

最も注目したのは、今年開業した46歳の若手・森一誠厩舎。ジューヌエコール23(100万円)、ミスエーニョ23(150万円)、パルティアーモ23(80万円)と期待の血統馬が預託されています。数はもちろん質も伴っており、ノーザンの期待値の高さが伺えますね。

堀厩舎の出身で、サリオスやアリゼオ、ロックドゥカンプなどを担当した敏腕ですから、ポスト堀厩舎としてノーザン側も高い期待をしているといったところでしょうか。

 

それと、気になっていた社台のマルセリーナ23(サートゥルナーリア/150万円)が、非常に残念なことに故障に伴う募集取り下げとなってしまっていました。値段的にも手頃で狙いたかっただけに、非常に残念です。無事回復して、今年のキャンセル募集のような形で出てきてくれることを祈っています(まぁそのタイミングだと私はご縁はないでしょうが)。

 

 

 

明日にはカタログが出ますし、実馬を見てどうせ変動するので大した意味はありませんが、現時点で厩舎までを踏まえて気になっている馬は以下のとおりです。

 

【◎本命(第一希望)候補】

ヴァリディオル23(オルフェーヴル/125万円) [栗]池江泰寿厩舎

 ⇒:中内田ではなく池江厩舎でしたが、関西募集ですしヨシ。父と同じ厩舎に変わって期待度◎。

ギエム23(サトノダイヤモンド/90万円) [栗]池江泰寿厩舎

 ⇒:こちらも父と同じ池江厩舎。サトダイだけが不安ですが、活力のある母ですし今年の牡馬でこのお値段なら当然候補。

ミスティックジャーニー23(キズナ/125万円) [栗]安田翔伍厩舎

 ⇒:ダービーを制した厩舎入り。血統背景は大物感たっぷりですし、安田息子厩舎なら問題ないでしょう。目指せオークス。

リナーテ23(ロードカナロア/100万円) [栗]須貝尚介厩舎

 ⇒:個人的に須貝厩舎はあまり好きではないんですが、牝馬であればギリ許容。母と同厩ですし、扱いはわかっているはず。

 

 

【〇対抗(はずれ一位)候補】

トップライセンス23(ダノンキングリー/75万円) [美]萩原清厩舎

 ⇒:父と同じ萩原厩舎に。ココもあまり好みではありませんが、入った理由はわかりますので許容します。

ラテラス23(ルーラーシップ/90万円) [栗]高野友和厩舎

 ⇒:社台サンデ―はここ2~3年高野厩舎推しですが、大した血統背景のないこの馬が高野厩舎入りは匂います。

フローレスマジック23(サートゥルナーリア/150万円) [美]木村厩舎

 ⇒:母と同じ木村厩舎に。ややクロスがキツイ印象はありますが、跳ねればGⅠ馬足りえる背景は持っています。

 

 

【▲単穴(第二希望)候補】

ベッサメモー23(マインドユアビスケッツ/70万円) [美]齋藤誠厩舎

 ⇒:美浦のトップ厩舎に入りました。人気しないでしょうしメチャ気になる。

ジューヌエコール23(アドマイヤマーズ/100万円) [美]森一誠厩舎

 ⇒:新進気鋭の森厩舎×ソニンク牝系×母重賞馬。ノーザンからの試験ですね。その分それなりの馬ではあるはず。

エイプリルミスト23(サートゥルナーリア/115万円) [栗]宮本博厩舎

 ⇒:昨年のリーディングは冴えませんでしたが、実は40口と相性の良い宮本厩舎。サートゥル産駒は気になる。

ノチェブランカ23(ドレフォン/100万円) [栗]杉山佳明厩舎

 ⇒:悪くない厩舎にそこそこの肩書の馬で、穴人気枠でしょうか。第一で消えそうではある。

シュプリームギフト23(サートゥルナーリア/100万円) [栗]長谷川浩大厩舎

 ⇒:字面だけだと◎だったんですが、厩舎で2ランクダウン。多分小さいんだろうなぁ

シャンデリアハウス23(レイデオロ/100万円) [美]加藤貴行厩舎

 ⇒:狙っていましたが厩舎で1ランクダウン。やっぱレイデオロへの期待度はそんなもんかぁ・・・。

ソルヴェイグ23(オルフェーヴル/80万円) [栗]池添学厩舎

 ⇒:今年はG1ではなく社台。牝馬ですが、この血統でこの厩舎ならお値段相応な気がします。サンデー3×3が悪さしなければ。

 

 

【△連下(第三希望)候補】

マトリョーシカ23(クリソベリル/60万円) [美]田島俊明厩舎

 ⇒:牝馬の育成が上手な厩舎なので良いですね。大物感は一切ないですが、第三なら長く楽しめそう。

ザレマ23(ブリックスアンドモルタル/100万円) [栗]清水久詞厩舎

 ⇒:兄フルメタルボディーと同じ厩舎に。お兄ちゃん見てると騎手采配だけ心配です。

マジックリアリズム23(モーリス/80万円) [美]栗田徹厩舎

 ⇒:1つ上は関西、この子は関東。期待値的にはちょっと低めかな?

ダンスアミーガ23(キズナ/125万円) [美]加藤士津八厩舎

 ⇒:今年ビッグレッドFの馬で大躍進を遂げた厩舎に、社台からの宿題ですね。この馬が走れば社台グループからの預託も増えそうです。

カルマート23(オルフェーヴル/70万円) [美]菊沢隆徳厩舎

 ⇒:何で戸田厩舎ではなく菊沢厩舎なのかは謎です。

アルティマリガーレ23(ブリックスアンドモルタル/50万円) [栗]佐々木晶三厩舎

 ⇒:母と同じ佐々木厩舎へ。あまりに安いので馬のデキが心配ではありますが、血統や厩舎は及第点です。

 

 

 

明日が待ち遠しいですね!!