先週の3歳1勝クラスに出走したレッドセニョールは10着。

パドックから入れ込み気味でしたが、レースではスタート直後隣の馬にぶつけられ、出遅れて回ってきただけという見せ場のない競馬でした。今回は殆ど走っていないですし、使って多少ガス抜きができたのであれば続戦してもらいたいですね。

 

 

さて、日曜日に行われたオークスでは、ルメール騎手騎乗のチェルヴィニアが桜花賞13着から巻き返しての逆転V。元々デビュー時はオークス馬だと思っていた同馬ですが、昨年以降の頓挫っぷりや戦った相手のメンツなどからも若干軽視気味でしたが・・・見事な走りでしたね。

母チェッキーノはオークス2着でしたから、母の取り逃した栄冠を娘が奪取した形になりました。

 

そんなチェルヴィニアは募集当時は1位票を100票以上集め、全体では上から3番目となる人気馬でした。

まだダービーは残していますが、せっかくのタイミングなので社台・サンデーのこの年の人気馬がどんな成績なのかをチェックしてみようと思います。

 

 

 

サンデーTC】

1位 エルミラージュ(アルアイン/60万/303票) →未勝利
2位 レガレイラ(スワーヴリチャード/75万/135票) ⇒OP(🥇ホープフルS)
3位 チェルヴィニア(ハービンジャー/100万/122票) ⇒OP(🥇オークス)
4位 ローザンリヴァル(ルーラーシップ/125万/96票) →1勝
5位 ソニックライン(リアルインパクト/100万/95票) →1勝
6位 ヴェルディール(キタサンブラック/80万/94票) →未デビュー
7位 ベゼルファセット(サトノダイヤモンド/100万/94票) →未デビュー
8位 バンビーノデオーロ(オルフェーヴル/100万/93票) →未勝利
9位 コンドライト(ドゥラメンテ/300万/86票) →未勝利
10位 コンテネレッツァ(エピファネイア/150万/85票) →未勝利

<その他活躍馬>

22位 アスコリピチェーノ(ダイワメジャー/60万/66票) →OP(🥇阪神JF)

29位 エートラックス(ニューイヤーズデイ/60万/63票) →OP(🥇JpnⅡ)

未抽選 クイーンズウォーク(キズナ/175万) →OP(🥇クイーンC)

 

ひとこと

史上最高となる303票を集めたエルミラージュはまだ未勝利ですが、去勢された後は変わり身を見せています。

特筆すべきはやはりレガレイラチェルヴィニアで、GⅠ馬2頭が2位&3位というのは歴代で見ても珍しい気がします。その2頭以外に複数勝利馬はいませんが、過去の募集年と比べると上位人気馬の成績は相対的に見て良い部類だと思いますね。

この年の課題は高額牡馬が軒並み奮っていないことで、1口200万円Overは8頭のうち勝ち上がりはわずか2頭。コンドライト(300万円)は勝ち上がれるか微妙なラインで、シャハザマーン(375万円)も5月デビューと大きく出遅れています。

世代で重賞馬は5頭ですが、第1希望で抽選とならなかったのは高額牝馬(175万円)のクイーンズウォークのみ。とはいえ最早牝馬で175万円は高額の部類ではないような気もするので、今後未抽選からの重賞馬、というのは出なくなっていくレベルなんじゃないかなぁと思います。それだけ値上がりしてますし、それだけ人気のクラブですし、それだけアベレージも高いです。

やっぱりアスコリピチェーノみたいな手ごろな値段かつ手ごろな人気の馬をいかに抑えられるか、がこのクラブの攻略法な気はしますね。そのためには実績が不可欠なんですが・・・!

 

 

【社台TC】

1位 ザパリスマッチ(サトノダイヤモンド/35万/111票) →1勝
2位 スターリングアップ(ブリックスアンドモルタル/125万/106票) →1勝
3位 カルデナール(イスラボニータ/60万/78票) →未勝利
4位 フライフリーダム(ドゥラメンテ/80万/75票) →未勝利引退
5位 スプレッドシャイン(ブリックスアンドモルタル/75万/70票) →未勝利引退
6位 グローブアマランス(ドゥラメンテ/35万/66票) →1勝
7位 カーモス(ルーラーシップ/60万/66票) →未勝利
8位 テラメリタ (ブリックスアンドモルタル/100万/65票) →2勝
9位 外)シャイニングソード(Frankel/300万/61票) →未勝利
10位 モンシュマン(ミッキーアイル/50万/60票) →2勝

<その他活躍馬>

未抽選 ジャンタルマンタル(パレスマリス/75万) →OP(GⅠ🥇×2)

未抽選 イーグルノワール(ブリックスアンドモルタル/125万) →OP(🥇JpnⅡ)

未抽選 イフェイオン(エプファネイア/75万) →OP(フェアリーS)

 

ひとこと

比較的低価格な馬が人気をする社台TCということもあって、上位10頭のうち半分が現時点で未勝利です。複数勝利馬は2頭いますが重賞馬は出ておらず・・・競馬においては安かろう悪かろうという言葉は適切でありませんが、とはいえやはり「安いという理由だけで飛びついて良いことはない」というのは肝に銘じておかなければいけないかもしれません。

重賞馬3頭は、いずれも第1希望で出していれば新規でも取れた格好。社台は中々にわかりやすい指標がないので難しいんですよねぇ。高いから走る訳でもないですし。強いて言えば、低価格帯でもリーディング上位厩舎の場合は抑えておく必要がある、って感じですかね(でもスターズオンアースはそうじゃなかったしなぁ・・・)。

特に社台については、募集時のカタログがサンデーの馬と比べて見栄えしないという致命的な問題がありまして、サンデーのカタログを見てから社台を見るとなんとも言えない気持ちになるんですよね笑。

とはいえ人気しないところにお宝が潜んでいるというのは非常に魅力的ですし、2頭の出資を狙う場合は社台のそういった馬を絡められた場合爆発的な破壊力を生み出す可能性も秘めているわけで、そういう意味では社台の馬の取捨というのは40口の検討において最も重要なのかもしれません。

先入観を取っ払うためにも、とりあえず今年は社台のカタログから検討を始めるようにしてみようと思います。