社台関西その2.

社台マターで導入していたブリックスアンドモルタル、マインドユアビスケッツともにやや不振気味な感じで、今年はクラブでも募集頭数が減っていたり、繁殖の質が落ちている感じです。

代わりにと言ってはなんですが、クラブ出身であるイスラボニータの産駒が今年はかなり出来が良い印象があるので、ここから当たりが出てほしいですね。ドラ2で行ければ最高なんだけど、難しそうなのが残念です。

 

 

 

【目次】
59. ザレマの23(ブリックスアンドモルタル)
60. シャペルゼリーゼの23(ブリックスアンドモルタル)
61. アルティマリガーレの23(ブリックスアンドモルタル)
62. ノーブルジュエリーの23(ブリックスアンドモルタル)
63. アンドラステの23(サートゥルナーリア)
64. マルセリーナの23※募集中止※
65. サンシャインの23(ポエティックフレア)
66. ラブリーベルナデットの23(レイデオロ)
67. ソルヴェイグの23(オルフェーヴル)
68. シャワークライムの23(ルーラーシップ)
69. ランブリングアレーの23(マインドユアビスケッツ)
70. ロングホットサマーの23(マインドユアビスケッツ)
71. サツマキリコの23(クリソベリル)
72. ハッシュゴーゴーの23(イスラボニータ)
73. デジマノハナの23(イスラボニータ)

 

【評価基準】

★★★★★=重賞

★★★★☆=OP〜準OP

★★★☆☆=2〜3勝

★★☆☆☆=〜1勝

★☆☆☆☆=未勝利

☆☆☆☆☆=問題あり

 

59. ザレマ23(ブリックスアンドモルタル) ★☆☆☆☆

母19歳時の高齢出産。可動域はしっかりととれているが、遅生まれとしても全体的に筋肉の質が乏しくメリハリの薄い馬体。体の使い方程前に進んでいかない感じもあり、推進力を感じない。

 

60. シャンペルゼリーゼ23(ブリックスアンドモルタル) ★★☆☆☆

初仔牝馬ながらまずまずの馬格があって、460㎏前後くらいまでは成長しそう。ストライドは広めで不も混みもしっかりしているが、頭が高く推進力に欠ける歩様で、前後の連動性もイマイチ。外弧歩様気味な点も若干気になる。

 

61. アルティマリガーレ23(ブリックスアンドモルタル) ★☆☆☆☆

交流重賞を制した叔父・イーグルノワールと同じ父。馬の作り自体は悪くなく、キビキビとした動きで運動神経もありそうではあるが、初仔牝馬の2月中旬生まれで348㎏と、とにかく小さすぎる。フレームも小ぶりで大きな成長も見込みづらく、400㎏まで届かない恐れもあって手は伸びない。

 

62. ノーブルジュエリー23(ブリックスアンドモルタル) ★★☆☆☆

5/2の遅生まれではあるが、管囲18.8cmで365㎏とこちらもサイズ不足。フレームのサイズ感からも極端に大きくはならなさそう。歩幅の広い歩きで踏み込みもしっかりしているが、前肢の出には硬さを感じる。体の使い方も悪くはないが、大きくならなさそうな点がマイナス。

 

63. アンドラステ23(サートゥルナーリア) ★★★★★

重賞を制した母の初仔だが、いきなり期待度の高い産駒が出てきた印象。バランスが良くトモや胸部などの作りも立派。全身を使ったリズミカルな歩様で、前後躯に付いている筋肉も非常に良質な印象。手先のクッション性、広い可動域からはバネを感じられる。かなりのデキで、このお値段でも納得か。

 

64. マルセリーナ23(サートゥルナーリア) 募集中止

 

65. サンシャイン23(ポエティックフレア) ★★★☆☆

Northern Dancerの1/4異系配合。

筋肉質かつピカピカの毛ヅヤで見栄えする馬体で、動きに若干緩慢なところはあるが、成長して筋肉が付いてくれば変わってきそう。ストライドが広く踏み込みもしっかりとしていて、トモの送りも良い歩き。前肢の出方が非常に綺麗で、まっすぐ地面に脚を付けている点も良い。ポエティックフレア産駒は歩様が見栄えする傾向で、実際走らせてどう出るかは気になる。

 

66. ラブリーベルナデット23(レイデオロ) ☆☆☆☆☆

フレームが小さく華奢で、馬体重も358㎏と小柄。動きも力感に乏しくこぢんまりとしていて全く見栄えせず、いつものレイデオロ牝馬。

 

67. ソルヴェイグ23(オルフェーヴル) ★☆☆☆☆

パーツ、フレームともに小ぶりで、管囲18.7cmからもそこまで大きくはならなさそう。後肢の蹴りこみは悪くないが、トモの筋肉不足気味で踏み込みも浅くもう少し力強さが欲しい。

 

68. シャワークライム23(ルーラーシップ) ★☆☆☆☆

デコボコとした作りでバランスがイマイチ。トモが極端に緩く、踏み込みも浅い非力な歩様。馬体の作りからも、ここから大きく変わって来るような印象は薄い。

 

69. ランブリングアレー23(マインドユアビスケッツ) ★★☆☆☆

重賞馬である母の初仔。謹慎に活躍馬多数の一族らしく、背中のラインは綺麗で作りの良さを感じる。踏み込みは力強いが、飛節が伸びずストライドはそこまで広くはない。頭も高く推進力もイマイチ。母は芝重賞馬だが、歩きや立った繋ぎからはダート馬のように見える。

 

70. ロングホットサマー23(マインドユアビスケッツ) ★★☆☆☆

かなりのアメリカンな配合だが、血統通りのフィジカルな体付き。胸が深く相応のエンジンは持っていそうだが、後肢の蹴りが弱くたどたどしい動きで力感・スピード感に欠ける歩様となっている。

 

71. サツマキリコ23(クリソベリル) ★☆☆☆☆

手脚の長いスラっとした馬体。飛節が伸びず後肢の踏み込みも浅い歩様で、前肢の出も硬く動きとしては力感に欠ける。

 

72. ハッシュゴーゴー23(イスラボニータ) ★★★☆☆

359㎏の小柄な初仔だが、歩かせると足取りはしっかりしておりバネを感じる歩様。容積の深いトモに斜尻かつ曲飛で芝で、小さいがキレそうな恰好をしている。腹袋はしっかりしており管囲もある程度あるため、450㎏くらいまで成長してくれば。角田ブラザーズが鞍上でも構わないのであれば悪くはなさそう。

 

73. デジマノハナ23(イスラボニータ) ★★★★☆

手脚が長めでゆとりのある作りからも、距離が持ちそうなイスラボニータ産駒。完歩が非常に広く、飛節が綺麗に伸びるダイナミックな歩様で、柔らかさとバネ感も持ち合わせており非常に雰囲気のある馬。ツアーでもかなり目を引く歩様をしており、イスラボニータ産駒の出世頭になれるだけの素養は持っている筈。馬体にもう少し幅や厚みが出てくるとなお良し。厩舎も絶好調の野中厩舎で期待大。