社台関西馬ゾーン。

今年ジャンタルマンタルを見事に活躍させた高野厩舎の預託が少なかったのは残念ですが、中内田厩舎を中心に有力良血馬が多数トップ厩舎に預託されています。

今年から鈴鹿外厩も稼働するということで人気しそうな関西社台ですから、良く馬を見て選びたいですね。

 

 

【目次】
44. カンビーナの23(エピファネイア)
45. ドバウィハイツの23(エピファネイア)
46. スキアの23(エピファネイア)
47. サザンスターズの23(エピファネイア)
48. エアワンピースの23(エピファネイア)
49. クイーンズリングの23(ロードカナロア)
50. デイアウトオブジオフィスの23(ロードカナロア)
51. プールヴィルの23※募集中止※
52. スピニングメモリーズの23(キズナ)
53. ブルーミングアレーの23(コントレイル)
54. エスキモーキセスの23(コントレイル)
55. キトゥンズダンプリングスの23(キタサンブラック)
56. ピースエンジェルの23(キタサンブラック)
57. スペランツァデーアの23(スワーヴリチャード)
58. キャンディスイートの23(モーリス)

 

【評価基準】

★★★★★=重賞

★★★★☆=OP〜準OP

★★★☆☆=2〜3勝

★★☆☆☆=〜1勝

★☆☆☆☆=未勝利

☆☆☆☆☆=問題あり

 

44. カンビーナ23(エピファネイア) ★☆☆☆☆

馬体が薄くフレームも小柄で、遅生まれだが原袋なども小さめであることから成長力に疑問。トモが甘く踏み込みも浅い。歩きのリズムは悪くなく、柔軟性も感じるが推進力にも乏しい。

 

45. ドバウィハイツ23(エピファネイア) ★★☆☆☆

母系いんは欧州的な血が濃く、エピファネイアの配合としてはやや重たい印象。

遅生まれとは思えないサイズで、馬体にも非常に厚みがあってかなりのボリューム感がある。体の使い方はイマイチだが、重心が低くストライドの広さもまずまず。体質や脚元に不安のあるエピファネイア産駒だが、大きくなりすぎそうな点は少し気になる。

 

46. スキア23(エピファネイア) ★★★★★

毛艶の良い黒鹿毛で見栄えのする好馬体。トモの容積も大きく、非常に雄大なフレームの持ち主。緩さはあるが、可動域が非常に大きく完歩の広い馬体で、推進力もあって歩様もリズミカル。緩い部分はスパルタな中内田厩舎で鍛えられればかなりの逸材にまで成長しそう。かなり気が強く、気性的な面では心配が残る。

 

47. サザンスターズ23(エピファネイア) ★★★☆☆

二冠の姉と食らえると一回り小ぶりだが、後肢の広い可動域としっかりとした踏み込みは魅力。首を使って前進気勢のある動きも〇。前後躯ともに緩さはあるため、成長してこの辺りがしっかりしてくれば。上の姉たちと同じくデビューは早そう。

 

48. エアワンピース23(エピファネイア) ★★☆☆☆

キビキビとした動きだが、前肢の出に硬さがあり全体的な可動域も物足りず、踏み込みも甘い印象。質の良い筋肉が詰まっていそうな感じはあるため、ここからの「成長力に期待。

 

49. クイーンズリング23(ロードカナロア) ★★★★☆

良血馬らしい背中のラインと整った馬体。長い手脚を上手に使って歩いており、かなりストライドが広い。カナロア産駒としては柔らかさが勝ったタイプで伸びやかな歩様。仕上がりが早いタイプではなさそうだが、長めの距離もいけるカナロア産駒で古馬になってから大活躍しそうなタイプ。

 

50. デイアウトオブジオフィス23(ロードカナロア) ★★★☆☆

ゴリゴリの米国血統×カナロアということで、牝馬にしては筋肉質な体付き。馬体には幅もあって肩も発達しており、立ち姿のバランスが非常に良い。もう少し踏み込みが深ければベストだったが、この体付きの割には柔らかさも最低限持ち合わせており、歩きのリズムも〇。スプリント寄りの短距離牝馬だとは思うが、それなりに走ってはきそうで、後は価格面との相談。

 

51. プールヴィル23(キズナ) ※募集中止※

 

52. スピニングメモリーズ23(キズナ) ★★★★☆

トモが深く立派なフレームの持ち主。飛節も大きくバランスの良い立ち姿で文句なし。筋肉の質がよさそうで、中々のパワータイプ。真っすぐ地面を踏みしめる脚の出方も良い。繋ぎが立ち気味なことだけがマイナス要素。距離はマイル~2,000mまでが適性か。

 

53. ブルーミングアレー23(コントレイル) ★★☆☆☆

スラッと長い手脚を上手に使って歩いており、手先の軽さや歩様の柔軟性は父産駒特融のもの。首が長く多少華奢に映るつくりは、GⅢを勝った姉ランブリングアレー(ディープインパクト)と近しい作り。ただし姉と比べてトモが薄く、踏み込みなどにも物足りなさを感じる。

 

54. エスキモーキセス23(コントレイル) ★★☆☆☆

胴長でゆとりがありすぎるような馬体で、バランスがイマイチ。踏み込みは深いが肩の出が硬めで頭が高く、芝でスパっと切れるタイプに見えない。

 

55. キトゥンズダンプリングス23(キタサンブラック) ★★☆☆☆

ゆとりのある馬体で距離の融通が利きそうなタイプ。キタサン産駒らしい後肢の可動域の広さで、手先にも柔らかさあり。但し馬体が薄く、初仔らしく馬格にも欠ける印象で、サイズがある方が走る父産駒としてこの部分がどうか。繋ぎや飛節に緩さがあり、デビューはゆっくりになりそう。

 

56. ピースエンジェル23(キタサンブラック) ★☆☆☆☆

キビキビとした歩様で性格も良さそうな歩きだが、飛節が伸びず可動域がいまひとつで、踏み込みも浅い。馬体も厚みに乏しく全体的に非力で、柔らかさにも欠ける印象。

 

57. スペランツァデーア23(スワーヴリチャード) ★★☆☆☆

手脚が短めのコロンとした馬体で、いかにもスワーヴリチャード産駒っぽい作り。ストライドが広く前進気勢のある歩様だが、後肢のキック力が若干弱めに見える。馬体から1,200~1,600mまでか。

 

58. キャンディスイート23(モーリス) ★☆☆☆☆

外弧歩様でガニ股。後肢の動きは悪くないが、前肢の出にかなり硬さを感じさせ、前後の動きの連動性にも欠ける。