サンデーラスト。

この中に必ず複数の重賞馬、GⅠ馬がいるはずなので、しっかり見極めていきたいですね。

 

 

【目次】
80. ヴァリディオルの23(エピファネイア)
81. スイの23(エピファネイア)
82. ラテラスの23(エピファネイア)
83. シーオブザムーンの23(エピファネイア)
84. ギエムの23(エピファネイア)
85. チリーシルバーの23(ロードカナロア)
86. アッラサルーテの23(キズナ)
87. インダクティの23(キズナ)
88. イヴニングコールの23(キタサンブラック)
89. クールサンバの23(キタサンブラック)
90. ナイセストの23(キタサンブラック)
91. ミッドナイトビズーの23(キタサンブラック)

 

【評価基準】

★★★★★=重賞

★★★★☆=OP〜準OP

★★★☆☆=2〜3勝

★★☆☆☆=〜1勝

★☆☆☆☆=未勝利

☆☆☆☆☆=問題あり 

 

80. ヴァリディオル23(オルフェーヴル) ★★☆☆☆

動画詰まっていて全体のフレームもサイズ不足。歩かせるとスナップが良く利いた歩様で柔らかさもあり、動き自体は悪くはないが、やはりバランスとサイズがイマイチ。この血統で中内田厩舎じゃないのも減点。

 

81. スイ23(オルフェーヴル) ★★☆☆☆

 

初子牝馬にしては各パーツのサイズ感も十分で、馬体に幅があってしっかりとした体付き。ただしもう少し筋肉が付いてきて欲しい感じはあり、その辺りがどこまで成長してくるか。硬さがあってダート向き。

 

 

82. ラテラス23(ルーラーシップ) ★★★☆☆

バランスの良い立ち姿と発達した肩やトモなど、立派なフレームが強み。キビキビとした歩きで体も上手く使えており、運動神経が良さそうなタイプ。気性面でも前向きさを感じる部分があり、前進気勢と勝負根性で押し切るマイラー向きのルーラー産駒というイメージ。前肢の外弧歩様だけがどうしても気になるため★-1。

 

83. シーオブザムーン23(ルーラーシップ) ★☆☆☆☆

358kgと小柄な牝馬で、馬体重通りの小ぶりなフレーム。一生懸命歩こうとしているが、フレームの影響からストライドも狭く非力感も否めず、ちょっと手は伸びない。

 

84. ギエム23(サトノダイヤモンド) ★☆☆☆☆

一転して超が付く大型馬で、5月生まれで菅囲21.9cm、441kgの巨体。トモ高でキ甲も発達しておらず、550kgを超えるようなサイズまで成長することが予想されるため、デビューが大きく遅れることもある程度ない覚悟しなければならないかも。

サトノダイヤモンド産駒にしてはまだ柔らかさを感じるが、それでも繋ぎが沈まずクッション性に乏しい面がある。胴長の馬体で距離はあった方が間違いなく良さそうで、ダート長距離馬にならなければ良いが……。

 

85. チリーシルバー23(ミッキーアイル) ★★☆☆☆

肩の出に硬さがあり、ミッキーアイル産駒牡馬の例に漏れずダートに寄りそうな気配。トモの送りは良くストライドを取ってしっかりと歩けており、歩様は悪くない。多少余裕ある作りのため、マイルまでは対応出来そう。4月生まれだがパーツはしっかりしており、デビューは遅くはならないはず。

 

86. アッラサルーテ23(リオンディーズ) ★★☆☆☆

シーザリオの血由来の深い胸前。トモの筋肉もよく発達していそうではあるが、歩かせると踏み込みが浅くストライドも狭い歩様で見栄えしない。

 

87. インダクティ23(リオンディーズ) ★★★☆☆

血統馬らしい背中のラインとバランスの良い馬体。ピッチの早い足捌きからも、中山巧者である兄と同じく小回りコースに適正がありあそう。首や背中を上手に使った歩きで柔らかみも感じる反面、特に後肢に非力さを感じる部分はあり、ツアーでも「もう少し力強さが欲しい」と言及あり。とはいえ水準以上の出来栄えで馬代の回収という点では問題なさそうな一頭。 

 

88. イヴニングコール23(American Pharoah) ★★★☆☆

父由来の隆起したトモが目を引く筋肉質な馬体。動かしてもトモの筋肉の質の良さが目立ち、付くべきところに良い筋肉が付いているという印象。もう少し歩きに躍動感が欲しいところではあるが、馬体にはまだまだ成長の余地があり奥が深そう。

 

89. クールサンバ23(Frankel) ★★★★☆

牝馬にしてはガッシリとした作りで、心肺機能の高そうな体付き。後肢の動きが垂涎もので、広い可動域と迫力のある踏み込みで、脚の動かし方も素晴らしい。Frankel産駒らしくかなり前向きな印象で気も強そうなタイプ。マイルがベスト。

 

90. ナイセスト23(Jastify) ★★★☆☆

均整で上半身のバランス感が良い。歩様のリズムも良く、踏み込みも力強くてトモに筋肉が付いてくればもっと良くなりそう。キ甲が発達しており仕上がり早そうなタイプで、暮れの大井が目標か。

 

91. ミッドナイトビズー23(Tapit) ★★☆☆☆

母はアメリカでGⅠを5勝し、繁殖セールで550万ドル(約8億円)で落札されたスーパーホース。大きな飛節と発達した肩は見栄えするが、体の使い方がイマイチで可動域も取れておらず、動きの質はそこまで。ダート馬としてはトモも寂しく、値段に釣り合うものは感じない。