本日の新潟10Rに出走したレッドアーバインは、5馬身近く出遅れて8着。スタートさえ決めていればというレースでしたが……このあとは一度仕切り直すとのことですので、夏の札幌あたりでまた見たいですね。 
 

 

 

③ イリュミナンスの23 (牡)

予想募集価格:90万円/口

配合:ルヴァンスレーヴ×マンハッタンカフェ

生年:3月3日生、母13歳時(3番仔/産駒勝ち上がり2/2)

母 :JRA4勝(GⅢ🥉×2回)

兄 :クロミナンス(ロードカナロア) 4勝(’24日経賞)

叔父:フラガラッハ(デュランダル) 8勝(中京記念🥇×2回)

母はJRAで4勝。牝馬限定GⅢで2度の3着など、トータル1億円近くを稼ぎました。母の半兄に中京記念連覇のフラガラッハを含む4頭のOP馬がいるスキッフルの一族です。


母13歳時の子になりますが、この馬で3頭目。不受胎や流産が多く産駒の数は少ないですが、初仔のクロミナンス(ロードカナロア)は今年の日経賞で2着と重賞前線で存在感。4歳馬のラッジオ(ハービンジャー)も、3歳までに2勝を挙げるなど母の繁殖アベレージは非常に高いですね。


本馬は父がルヴァンスレーヴ。上2頭はサンデー→GⅠでしたが、今年は社台での募集になりました(この馬こそGⅠ募集じゃないんかい)。

父は脚元の関係からダートで走りましたが、父父ボリクリ、父母父ネオユニ、母父マンカフェ、母母父トニービンの血統表はどう見ても芝向きです。


一方で、全体の配合で見て気になるところとしては、シンボリクリスエス×ミスプロ×Nureyev×Haloという配合型は、ダートグレード競争4勝を挙げたランフォルセと類似します。これはNashua≒Nantallah的パワーがONとなる配合で、機動力の高いダート馬が出やすいテンプレートであると言えますね。


芝ダート兼用の1,600〜2,000m馬というのが本馬への印象。血統的には府中ダートで無類の強さを誇りそうですので、美浦のトップ厩舎に入って欲しいですね。高木登厩舎なんかバッチリじゃないですか?


母の繁殖成績、そこまで値上がりしなさそうな父ルヴァンスレーヴの牡馬ということで、ドラ1で消えそうな要素は勢揃い。基本は芝馬嗜好のドラフトをする私ですが、とはいえこの配合型は実績も抜群ですし、今や世界まで目を向けられればダートの方が賞金は高い時代ですから、そこまで手が届く馬なのか否か、ツアーでよく見たいですね。