NHKマイルは、2歳牡馬王者のジャンタルマンタルが王道の先行押し切り競馬で完勝。川田騎手の狡猾かつテクニカルな騎乗ぶりも相まって、着差通りの圧勝でしたね。今日の勝ちっぷりは貫禄すら感じさせるものでした。関係者の皆様おめでとうございますクラッカークラッカー
 
Palace Mariceは比較的早熟な産駒が多いですが、ジャンタルマンタルがここからどういう成長曲線を描いていくのかというのは気になるところですね。日本におけるPalace Mariceに対するイメージを決めることになるので、今後も強さを見せて欲しいところです。
 
一方2着のアスコリピチェーノは、ルメールのとんでもない強引騎乗の影響を受けながらも最内を鋭進。この馬も強いですね。普通着外ですよ。
一方ルメールは、過怠金3万円のみ。騎乗停止も降着もなしとのことで、それでいいのかJRA・・・?
 
 
この後も東京GⅠが続きますが、それが終わると2歳戦も始まります。また新しい競馬の季節になりますねぇ。早いもんだ。
 
 
 
【目次】
クラウドプリーザー(牝2)    @社台F
ルージュヴィオーラ(牝2) @ノーザンF早来
 ルージュナリッシュ(牝2) @ノーザンF空港
レッドベルダンス(牡2)  @美浦TC

 

 

 
クラウドプリーザー [牝2]
エピファネイア×アブソリュートレディ(母父Galileo) <美>菊沢隆徳厩舎

2024.05.05 @社台ファーム 

馬体重:492キロ(+8kg)
その後は脚元の状態が安定しているため、心身の成長を促しつつ、乗り込みを重ねているところです。現在も週3日の坂路調教を中心メニューとし、ハロン16~18秒程度のタイムで1~2本の登坂が基本です。調教では徐々に体力もついてきた様子で、坂路2本めも余裕をもって駆け上がれるようになっています。最新の馬体重を492kgと増加傾向にあるように、トレーニングの強度には適度にメリハリをつけながら、調整を進められている印象です。しかし調教後の多めの発汗量や、冬毛残しの馬体からは、まだ身体的な未熟さがうかがえます。そのため、基本的な土台を確立するためにも、もうしばらく現状のメニューを課していく方針です。

  ひとこと

坂路の時計も先月と変わらず、コメント的にもまだまだ実が入ってない印象。時間がかかりそうな感じです。年内にデビューできればいいなぁ。

 

 

 
ルージュヴィオーラ [牝2]
ドゥラメンテ×エスケイプクローズ(母父Going Commando) <栗>中内田充正厩舎

2024.04.15 @ノーザンファーム早来 

馬体重:439キロ(+4kg)

ハロン15~16秒ペースの坂路調教、周回コースにおける1800~2400mのキャンターといったメニューを、じっくりと積み重ねています。肩の出がスムーズで、ストライドがよく伸びる走りが持ち味。ここに力強さが加わってくれば、かなりレベルの高い動きとなってくるはずです。夏場に本州へ移動し、秋競馬でデビューというイメージを抱きながら、当面はより強固な土台作りに専念していきます。

2024.04.30 @ノーザンファーム早来 

馬体重:443キロ
馬体の成長を促す意味合いもあり、現在はハロン18秒ペースの坂路調教、周回コースにおける2400mのキャンターといった軽めのメニューを組んでいます。少しずつですが、運動を継続しながら体重が増えてきたことは、心強い材料。動き自体は良く、持ち味である、伸びやかな走りが出来ています。気性は素直で、飼い葉喰いに問題はなし。暖かくなるにつれ、徐々に状態が上がってきました。

  ひとこと

体が増えてこないので、坂路をペースダウン。気温が上がって実が入ってくれば良いですが、現状では馬体面でも大きな成長は感じられず。タフな調教がウリの中内田厩舎ですから、今のままでは耐えられないでしょう。時間をかけて成長を促していくしかないですね。

 

 

 
ルージュナリッシュ [牝2]
ドレフォン×レッドラヴィータ(母父スペシャルウィーク) <美>国枝栄厩舎

2024.04.15 @ノーザンファーム空港 

馬体重:443キロ(▲2kg)

ハロン15~16秒、ハロン15秒と2本時計を出す坂路調教のほか、周回コースにおける2500mのキャンターを継続しています。ハロン15秒ペースでの走りにも、だいぶ慣れてきて、最後までキッチリと走り切れている点は、とても心強い材料。持ち前の素軽さ、優れた柔軟性を失わずに、力強さが増してきています。体重に大きな変化はありませんが、馬体にしっかりとした芯が通ってきた印象を受けています。

2024.04.30 @ノーザンファーム空港 

馬体重:434キロ
ハロン15秒、ハロン14~15秒と2本時計を出す日も設けた坂路調教、周回コースにおける2500mのキャンターといったメニューを、順調に消化しています。背腰の状態が良く伸びやかで、力強さもある走りが出来ていますが、少し気が入りやすいところもあり、折り合い面の進化が、現在の課題となっています。厩舎の状況にもよりますが、6月の本州移動も視野に、しっかりと調整していきます。

  ひとこと

ペースアップに伴い馬体重は減らしていますが、6月移動も見据えられるペースで育成が進んでいます。体付きは良いので、後は気性面がどう出るかですね。先日1つ上の兄キャネル(ブリモル)も勝利し、母レッドラヴィータの仔はここまで全頭勝ち上がっています。まさか母がいた東サラの馬だけ勝てないなんてことはないでしょうよ!!(フラグ

 

 

 
レッドベルダンス [牡2]
レイデオロ×ダンシングラグズ(母父Union Rags) <美>手塚貴久厩舎

2024.04.15 @ノーザンファーム早来→天栄 

馬体重:454キロ(▲3kg)
本州移動に備え、心身両面の調整を続けてきました。この中間には3ハロン42秒台の坂路調教もおこなっていますが、強く追うことなしに、とても楽な手応えで走り切れています。ここに来て体高が伸びるなど、馬体も順調に成長中。もう少し幅が出てくれば、よりバランスの取れた好馬体となってくるはずです。多少、敏感なところもありますが、何事にも落ち着いて対処出来る、安定した気性もセールスポイントです。コンディションに問題のないことから、予定通り15日(月)にノーザンファーム天栄へ向けて出発しました。

2024.04.18 @手塚貴久厩舎 

角馬場運動後、ゲート練習。
手塚貴久調教師「昨日(水)の検疫で入厩しました。今日は運動初日ということで、角馬場で軽めに乗ってからゲート練習をおこなっています。角馬場でも落ち着いて走っていましたし、バランス良く動けていたと思います。ゲート練習はまず初めに前扉を開けた状態で何度か通過させたところ特に問題なかったので、次に前扉を閉めて入りと中での駐立を確認しました。こちらもスムーズに対応してくれて、うるさい面も見せていなかったですね。最後に消音ゲートをダクで出してみましたが、そこまで反応し切れていなかったものの、乗り手が促せばちゃんと出てくれましたね。初日の練習としては及第点を与えられる内容だったと思います。明日以降もゲート練習が中心のメニューで、まずは試験に合格することを目標に進めていきたいと思います。トレセンの環境にも早い段階で馴染めており、飼い葉の食いも良好。メンタル面の不安も今のところありません」

2024.04.24 @手塚貴久厩舎 

角馬場運動後、ゲート練習。
手塚貴久調教師「今日はゲート練習中心のメニューで乗っています。入りと駐立はだいぶ安定してきましたね。スタートは消音ゲートでやっていますが、そこまで速くはないものの内容自体は良化していますよ。あとは通常ゲートで音を聞かせてみて、その反応を確認することになりますが、今のところひとつずつクリアしていると言えるのではないでしょうか。来週のどこかでゲート試験を受けるつもりで考えており、引き続きジックリ進めていきます」

2024.04.25 @手塚貴久厩舎 

角馬場運動後、ゲート練習。
手塚貴久調教師「昨日に引き続きゲート練習をメインに乗っています。入りからスタートまで通しでやってみたところ、スムーズに対応してくれましたね。スタート練習は2本目に音ありの通常ゲートから出しましたが、いい反応を見せて発馬を決めてくれました。これなら明日(金)ゲート試験を受けてもいいのですが、一緒に練習をしている馬がもう少し時間を要しそうなため、明日も練習して来週に試験を受ける方向で考えています」

2024.05.01 @手塚貴久厩舎 

角馬場運動後、ゲート試験(合格)
手塚貴久調教師「先週金曜日のゲート練習の内容も良かったので、今日はゲート試験を受けました。入りはスムーズで、枠内でもジッと待っていましたね。発馬も2本ともしっかりと反応していいスタートが切れましたし、出てからも真っ直ぐに走っていましたよ。好内容で無事に合格することができて、ひとまずホッとしています。この後は牧場で乗り込んでもらいたいと思うので、金曜日にノーザンファーム天栄へ放牧に出す予定です。稽古内容を見ながら牧場サイドとも相談し、デビューの予定を立てていくことにします」

2024.05.02 @手塚貴久厩舎 

角馬場運動後、Bコース1周。
手塚貴久調教師「ゲート試験の翌日ですから、今日は角馬場とBコースで軽めに乗って調整しました。運動中の脚運びは問題なかったですし、テンションも高くなっていません。力強い動きを見せていて、覇気も十分です。予定通り明日(金)放牧に出します。まずはしっかり乗り込んで土台を作ってもらいたいですね」

  ひとこと

4月にトレセンに入厩、無事ゲート試験にも合格し、天栄に放牧となっています。POGでもちょくちょくと取り上げられており、今年の2歳出資馬の中では一番露出が多いかな?

夏の新潟デビューを視野にということですが、の手塚先生の評価もまずまずなようなので、2歳戦から楽しませて貰えると嬉しいですね。

 

 

 

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