桜花賞を制したステレンボッシュ(エピファネイア)は、鞍上を戸崎騎手に変更して二冠のかかるオークスへ向かうとのこと。モレイラ騎手は、オークスの週はブラジルに帰国するみたいですね。
今年国際GⅠを2つ勝たないと、来年の短期免許が交付されないモレイラ。桜花賞で1つ勝ちましたが、てっきりオークスで2つめを勝って達成するものだと思ってました。
 
もしかしてマスクトディーヴァが確勝だから……ってコト!?
 
ステレンボッシュについては、勿論戸崎騎手も素晴らしいジョッキーですが、割と冗談抜きにモレイラから乗り代わると3馬身くらい違うので、これでオークスの馬券も難しくなりそうですね。
 
そんなオークスに出走するための愛馬探しを今日も続けていきましょう。
 
 

 

 

 ミスティックジャーニーの23 (牝)

予想募集価格:125万円/口

配合:キズナ×Needs Further

生年:1月16日生、母8歳時(1番仔)

母:海外12勝(豪GⅠ🥇×1回、GⅡ🥇×3回)

母はオーストラリア産馬。海外で28戦し12勝を挙げており、その中の1つがGⅠ豪ギニー勝ちになります。5着に敗れたコックスプレートの勝ち馬は、あの名牝リスグラシューです。3歳時の走りっぷりは、現地でもあのスーパーホースであるウィンクス(43戦37勝、GⅠ25勝)と並べられるようなものでした。

残念ながらその後GⅠを勝つことは出来ませんでしたが、無事に繁殖入り。ノーザンファームに購入され、日本へとやって来ました。

 

オーストラリア産らしく訳わからん血統表……なのかと思いきや、中々に日本向きの血統構成をしており、父はFairly King系のNeeds Further。このFairly Kingというのは日本でも目立つNureyev・Sadler's Wellsとのニアリークロスとなる血です。

父母父はDanzig系で日本向きの米国的なスピードの血。母父はSir Ivor系で、これは日本で跋扈するサンデーサイレンス(=Halo)とのニアリークロスになります。

母母父はBlushing Groomで、こちらはディープインパクト(というかウインドインハーヘア)の良さを引き出します。

 

国産のサンデー系種牡馬との相性は間違いなさそうで、特に字面だけで見るとキタサンブラックとの相性は抜群なんじゃないですかね?そのうち付けられてそうな気がします(もしくはイクイノックスか)。

 

 

ではキズナとのカップリングがどうかと考えると、Storm Catと相性の良いNasrullahとPrincequilloを母系から、Tom Fuulを父系からミスティックジャーニーが持ってきています。

 

極めつけは母母父のLomondという血で、これはStorm Cat内のNorthern Dancer、Nasrullah、Princequilloとクロスすることでスピード能力と持続的なキレ味をもたらします。

キズナ×Lomondの組み合わせは現時点で6頭とサンプルは少ないですが、勝ち上がり5頭。うち3頭がライトバック('24エルフィンS🥇/桜花賞🥉)、ファインルージュ('21フェアリーS🥇/秋華賞🥈/'22ヴィクトリアM🥈)、そして今年の皐月賞馬ジャスティンミラノと活躍馬多数。密かな黄金ニックスではなかろうかと巷では噂になっています。

 

 

初仔かつ謎牝系ゆえにサイズや能力など気になる点は多々ありますが、母のピーク時の競争能力や血統構成から考えるとロマンはたっぷり。

サンデーTCの輸入牝馬の初仔〜2番仔は大当たり率が高いこともあって、ホームランを期待するならば狙って振りたいボールだと思いますね。