先日の落馬負傷から戦い続けていた、藤岡康太騎手のご逝去の報が、本日10時に報じられました。
35歳の若さでした。

https://news.sp.netkeiba.com/?pid=news_view&no=261262&rf=top_topics



落馬事故以降、桜花賞の日に藤岡健一調教師が阪神にいなかったこと、JRAから詳細が報じられないことから、非常に危ない状況なのではないかという話はまことしやかにささやかれていました。

それでも、私を含めて全ての競馬ファンは康太ジョッキーの復帰を信じて祈り、待ち続けていましたが……非常に残念なことに、叶わぬ祈りとなってしまいました。


今日は一日、仕事が手に付かなかったです。同じ気持ちだったという方は、きっと多いことでしょう。

昨年のマイルCSを、当日の乗り替わりという難しい状況の中でナミュールとともに勝利。今年もここまで29勝と好調をキープ。私生活でも、昨年の6月にお子さんが生まれたばかりの出来事で……本当に言葉がありません。
一ファンの立場でもさることながら、ご家族の悲しみを想うと比喩はなく胸が張り裂けるような思いです。謹んで哀悼の意を表します。


個人的にも年齢が近い(私は今年で31ですが)ということもあり、応援していたジョッキーでした。非常に危ない状況なのではないか、という話を知人にされる度に、「そんなことはない、きっとすぐにでもファンを魅了するあの笑顔で復帰してくれるはずだ」という思いをもって、「大丈夫、そんなことはないよ」と話していたのですが……。

若く、将来性溢れる好青年の命がこうして失われてしまったことが、ただただ理不尽で悔しくてなりません。


康太騎手の優しいお人柄と、時折見せる大胆な騎乗にいち競馬ファンとして強く尊敬の念を感じていました。本当に本当に、残念でなりません。


本当はこういった内容はアップするべきではないのかも知れませんが、吐き出さなければ押し潰されてしまいそうだったので記事にしてしまいました。

同じ気持ちだという方。こういったニュースはどうしても気持ちが引っ張られてしまうので、上手くアウトプットして下さい。気持ちを言葉にしたり、文字にしたりするだけでも全然違います。


出資者ではありませんが、改めてのナミュールとのコンビや、先週の桜花賞でのエトヴプレとのタッグも楽しみにしていただけに、本当に残念です。
何より、父である藤岡健一調教師、兄の藤岡佑介騎手の気持ちを思うと、本当に胸が張り裂けそうになります。


騎手という仕事が常に危険との裏返しであることを改めて理解するとともに、これから先全ての人馬が無事に競馬を終えられることを祈るばかりです。


藤岡康太という男の、騎手としての生き様は我々ファンが忘れずに後世へと伝えていきます。
20日に府中に行くつもりですが、献花台設置されるかな。見ず知らずの人間ですが、花の一つでも手向けたいですね。JRAさん、ぜひお願いします。


藤岡康太騎手、お疲れ様でした。
今は、ゆっくりとお休みください。



R.I.P.