エピファネイア(14歳) 種付料:1,500万円
●クラブ募集されそうな馬
ひとこと
早熟だとは思いませんが、父譲りか脚元や気性面に不安のある馬が多く、それが出世を妨げている印象。一時は最高種付け価格まで登り詰めましたが、通算AIEは1.06と標準程度です。元最高額なだけあってかなり質の高い繁殖牝馬は集めています。
とはいえ、ここから2世代(現2歳&1歳)が結果を残せなければ、相当厳しい立ち位置に置かれることは疑いようがなく、この世代も含めて重賞やGⅠレベルでの結果が求められる数年間になりそうです。個人的には2年連続40口でエピファネイアに行ってしまったので、今年は別の種牡馬に行きたいかな……。
モーリス(13歳) 種付料:800万円
●クラブ募集されそうな馬
ひとこと
ジェラルディーナやジャックドールがGⅠを制覇。2歳戦も早期デビューが増えるなど、ようやく育成ノウハウが確立された印象です。グランアレグリアを筆頭に優秀な成績を残した牝馬を集めた印象ですが、特にキャロットでの募集が多そうなラインナップになりました。モーリスといえばシルクのイメージだったのに。
どうしても産駒に距離の壁があるので難しい面もありますが、牡馬でぁれ長く楽しめるというのは他にはない魅力だと思います。モーリス牡馬は40口でも狙ってみたいですね。
エフフォーリア(6歳) 種付料:400万円
●クラブ募集されそうな馬
ひとこと
今年も即日満口。3歳時の圧倒的な走りを考えれば、この若さの年度代表馬が400万円で付けれるということで、非常に魅力的に映りますね。早熟な馬だったとは微塵も思っていませんが、自身が崩れたのは脚元の不調からだったので、体質が産駒にどう遺伝するかがポイントでしょう。
リリサイドにチェッキーノと、各クラブの目玉になりうる繁殖が散見されますので、ノーザン側も相応に期待感を持っているように感じられます。種付け価格を考えても、自身の父エピファネイアよりは一口的な魅力を感じますね。
ルヴァンスレーヴ(9歳) 種付料:300万円
●クラブ募集されそうな馬
ひとこと
初年度は200頭以上の繁殖を集め、この年も185頭。人気種牡馬の一頭ですが、樋高方面からの需要が中心で、芝偏重のノーザンファームでは質・量ともにそこまでです。今年デビューする初年度産駒が芝を走れれば、ノーザン内での序列も上がるでしょうか。個人的には日高にいた方が幸せなタイプの種牡馬だとは思います。
サトノクラウン(12歳) 種付料:150万円
●クラブ募集されそうな馬
ひとこと
ダービー馬タスティエーラを輩出し、その唯一無二の血統と合わせて社台SSでの地位を確固たるものにしました。リストを見ても、母父サンデー系を多数集めてますね。クラブ馬ではないでしょうが、サトノレイナスとのカップリングなんかは魅力たっぷりで、POGなんかで追いかけてみたい血統です。この種付け料ですし、ノーザン系を問わず各クラブで募集馬は増えそうです。
ただし三振かホームランかというタイプなので、見極めは必要になりそうですね。