キタサンブラック(12歳) 種付料:2,000万円
●クラブ募集されそうな馬
ひとこと
世界最強馬イクイノックスを輩出。国内最高額の種付料に上り詰めましたが、今年はとんでもない良血揃いのラインナップになりました。シルクはイクイノックス全兄弟(シャトーブランシュ)をはじめ、アーモンドアイ、ウィクトーリア。キャロットからはBCホースマルシュロレーヌにラドラーダ。サンデー縁の血も、シュネルの母セリエンホルデを筆頭に母か産駒がGⅠを勝っているような馬がゴロゴロです。
この世代のキタサンブラック産駒は、軒並み募集価格が高騰しそうで一口民としては切実な悩みになりそうですね。出資したいけど手が出るかなぁ……。
スワーヴリチャード(10歳) 種付料:1,500万円
●クラブ募集されそうな馬
ひとこと
レガレイラが牝馬ながらホープフルSを制覇。種付け価格爆上げとともに目下大旋風を起こしているスワーヴリチャードですが、この年付けられたのは初年度産駒デビュー前。ノーザンでは数が付いていません。当然クラブ募集も少なくなりそうです。とはいえ初年度産駒もさほど高くない肌質からあれだけ走らせているので、ここから2年が狙い目といえば狙い目です。他牧場や非社台系クラブでの募集に目を光らせる2年間になりそうですね。
オルフェーヴル(16歳) 種付料:350万円
●クラブ募集されそうな馬
ひとこと
数は少ないですが、ノーザンでも悪くない肌質の馬を一定数集めました。リストの中ではロザリンドやメリート、ローブティサージュなんかは芝を意識した配合だと思うので、この辺りから後継が出てくると良いんですけどね。オルフェももう16歳で、種牡馬としての活動も残り3〜4年。大好きな馬なので、産駒に出資する機会は虎視眈々と狙っておきたい一頭です。
アドマイヤマーズ(8歳) 種付料:250万円
●クラブ募集されそうな馬
ひとこと
セリフォスがやや足踏み中の今、社台スタリオンに残る貴重な貴重なダイワメジャー後継です。ラインナップを見ると、母が現役時にシルクorキャロットで走っていた馬が多く、クラブ向きの種馬といった扱いでしょうか。産駒デビュー前ですので肌質はそこまで高くはないですが、極端に悪くもないので、初年度産駒がどれだけやれるか次第で命運が分かれるでしょう。
サリオス(7歳) 種付料:200万円
●クラブ募集されそうな馬
ひとこと
種付け初年度でしたが、自身が現役時に所属したシルクを中心に悪くない肌馬が集まっています。シルクでは4〜5頭募集がありそうなラインナップですね。サロミナ牝系の評価がノーザンファーム内で非常に高く、サリオス自身も期待されている様子。種付料からも高くはならないでしょうし、産駒デビュー前に出資を狙いたい種牡馬の一頭です。
インディチャンプ(9歳) 種付料:120万円
●クラブ募集されそうな馬
ひとこと
貴重なスピードタイプのステゴ直系。こちらは思っていたよりシルク血統が集まっていなかった印象です。母父外国産馬が中心なので、自身の日本的なスピード能力をどれだけ伝えられるかが鍵になるでしょう。肌質はそこまでですが、父と同じく安定感のある競走馬が多数出てくれば、必然と需要は伸びそうです。