日曜日に行われた香港国際競走。4Rに日本馬計13頭が出走しましたが、最先着はヴァーズに参戦したゼッフィーロの2着。香港が得意とするスプリント、マイルは香港勢が強さを見せつけ、10ハロン戦でもコックスプレートを制したロマンチックウォリアーが貫禄を見せました。





特にスプリントを制したラッキースワイネスはまだ5歳。前頭騙馬の香港ではまだまだ中堅の年齢ですから、向こう2年は立ち塞がって来るでしょう。
同じくカップを勝ったロマンチックウォリアーも5歳ですが、この路線は日本も強いですからね。来年は分からないでしょう。
今年は昨年に続き勝星がありませんでしたが、来年は是非是非勝利を期待したいですね。


そして、香港マイルで圧巻のパフォーマンスを見せたゴールデンシクスティは、残り2走で引退とのこと。通算30戦26勝、化物地味た成績ですびっくりびっくり
好位追走から直線を向くや否や、一瞬でフルスロットルに。とんでもない加速で他馬を置き去りにするその走りは圧巻でした。単勝が2倍付いてれば言う事無しだったんですけどね……笑。

そのゴールデンシクスティは、引退後は北海道で功労馬として余生を過ごす予定とのこと。お話によれば、ノーザンホースパークが迎え入れるとのことですから、見学機会もありそうですね。楽しみです。


ご存知の通り香港はその土地柄、馬産の文化がなく、走っている馬はすべて騙馬です。とはいえこれだけの馬の血を後世に繋げないというのも、大きな損失な気がしますね。勿論去勢によるメリット(気性面や、馬生への良い影響)もたくさんあるのですが。
隣国である日本が上手く連携して、好成績を残した馬を種牡馬として輸入できるようなシステムが出来れば素晴らしいんでしょうが……それも中々難しいんでしょう。

ゴールデンシクスティなんかは父Medaglea d'Oroですから、種牡馬的な価値もありそうではあったんですけどね。あれだけの馬ですから、産駒が出ないというのはとても損した気分になっちゃいます。
それが文化、と言われてしまえばそれまでですけどね。


とにかく、良い4レースが見れた良い国際GⅠデーでした。JRAのGⅠも、残すは年内3レースのみ。大掃除の準備もそろそろ始めないとなぁ……。