6/4(日) 阪神5R 3歳未勝利(ダ1,800m)

ルージュサクシード(牝3) @団野

9番人気 6着(16頭立)馬馬

 

 

芝で2戦して9着→11着。一息入れてダートに矛先を向け、勝ち上がりを目指すルージュサクシードちゃん。調教時計は相変わらず目立ちませんが、陣営はある程度仕上がったとのことでそこそこ強気。それなりに見せ場を作らないと、進退問題も出始めかねない時期ですから、結果が求められる1戦になります。

 

 

 

馬体重は▲6kg。まだまだ物見するなど幼い様子ですが、体はそれなりに出来ていました。栗毛でピカピカ、見栄えはしましたね。

 

 

パドックで騎乗した団野騎手に撫でられてました。微笑ましい。

 

 

今日は2場開催ということで、本馬場入場もたっぷり見せてもらえました。頭は高いけどクリクリで可愛い。

 

 

 

さあレースへ。発馬はしっかりと決めますが、二の脚が効かないことに加えて大外18番枠だったこともあり、ポジションは取れません。

 

 

スタートから間もなくは中団やや後方に構えます。キックバックを受けていますが、そこまで嫌がる様子は見られませんでしたね。これはひとつ収穫。

 

 

今日のダートは前残り、かつスローペースで運ばれていたこともあり、向正面から団野騎手はまくり気味に進出を開始します。

 

 

3コーナー手前で前から6番手、好位集団の外まで取り付きます。

 

 

そのまま団野騎手は追い倒し。4コーナーを回って直線へ。手応えは悪くなく、馬もまだいっぱいいっぱいにはなっていません。

 

 

ただ、やっぱり前が止まらない。直線を向いて逃げていた先行集団はまだ10馬身近く前。しかも前の脚は止まりません。

 

 

こうなると勝ち負けは厳しい。後は何とか掲示板入着を拾いたいところでしたが、捲くった影響もあり坂を登ったところで脚色が鈍りました。

 

 

結局前にいた⑬サザンショアを捉えられず、内から伸びた①アルフェニンにもかわされ6着での入線。僅かな差で権利を逃してしまいました。惜しかった。

 

 

 

 

勝ち馬からは1.6秒離されてしまいましたが、初ダートかつ厳しい大外スタートということを加味すれば及第点でしょう。次に繋がるレースにはなったと思います。

 

 

6月4日レース後コメント(6着)
●松永幹夫調教師

枠番も湿りっけのあるダートも合うと思っていたんですけれどね。権利までもうちょっとでした。砂を被っても怯んでいるようには見えなかったですし、道中も自分から動けたようにダートの走り自体は悪くなかったと思います。初ダート、それも外を回っての結果ですからよく頑張りました。次走以降もダートを使っていこうと考えていますが、この条件は3節もあれば余裕を持って出走できるようなので、状態次第ではこのまま厩舎に置いて調整して勝ち上がりを目指していきます。

 

●団野大成騎手

返し馬から上擦った感じだったが、スタート後もトモが入ってこなくて出ていかなかった。良化途上でこれから良くなってきそうな雰囲気だし、捌きの硬い馬でダートは合っていると思う。今日みたいな競馬ができればさらに前進できそうだが、力を必要とする馬場よりももっと水分を含んだダートの方がいいかもしれない

 

 

未勝利戦の期間は残り3ヶ月使えて3〜4つですから、在厩で続戦ルートでお願いしたいところですね。坂で止まりましたから、北海道のような平坦な競馬場で走らせてあげて欲しい。

 

ダート・まくり競馬への適性など可能性は示しましたが、依然勝ち上がりに向けては厳しい状況であることに変わりはありません。叩き2戦目となる次走で更なる前進を。タフな戦いが続きますが、頑張りましょう!

 

 

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