2/18(土) 阪神8R

3歳1勝クラス(ダ1,800m)

イエルバブエナ(牡3) M.デムーロ騎手

 

10番人気 14着(16頭立)ダウンダウン

 


実に4ヶ月ぶりの復帰戦となった一戦。

単勝は10番人気と低評価でしたが、外厩でしっかり成長を促され、追い切りもまずまず。前走からの変わり身が期待される一戦となりました。



 

馬体重は476kg。入厩時は500kgちかくあったはずでしたが、そこから25kg落ちてのレースに。

仕上げたのかと思いましたが、それにしては気合乗りが悪く、あれ?といった感想。



 

最内でしたが、スタートはまずまず。懸念していた出遅れは回避しました。


 

しかし、そこから押しては行かず、鞍上のミルコもやや手綱を引くような形で抑えます。


 

キックバックを嫌ってか、1〜2コーナーを回ったところでミルコは外へ持ち出しました。中団後ろ目を追走。


 

4コーナーでまくり気味に仕掛けていきます。一瞬おっ?と思わさせられましたが……。


 

直線はまったく伸びず。

まぁ末脚が切れるタイプではないですからね。ロングスパートがかけられるような体力や脚も見せられず、あとはズルズル沈んで行くだけ。



 

結局は14着でのフィニッシュとなりました。

「スタートをまぁまぁ決めた」以外は何の収穫もない、ただ回ってきただけのレースになりましたね。 

 

 

 2月18日レース後コメント(14着)

一線のスタートから、道中は控えて後方を追走。3~4角より外を回って進出しましたが、直線で伸びあぐねてしまい、結果14着での入線となっています。
須貝調教師「最内枠を引いたにもかかわらず、大外を回ってくる格好になってしまいましたからね。子供っぽいところが抜けてきて、馬体、走りともに良くなりつつある中でのレースでしたので、ちょっと勿体ない競馬になってしまいました」
◆ゲートを出たものの、後方に控えてそこから折り合いをつける形。2コーナーで外に持ち出され、3~4コーナーより仕掛けていきましたが、直線で他馬が左右から寄ってきた辺りより勢いを欠いて後退してしまいました。なお、このあとは、「すべては上がりの状態を見てからになりますが、このまま続けてレースに使っていく方向で考えていく」(師)予定となっています。(HTC)

 


今回の大敗が何に起因するものなのかは分かりませんが、現状ではシンプルに能力不足な感じは拭えません。時計に対応出来るスピードも、坂を苦にしないパワーも、武器となる末脚や勝負根性も、ここ2走でのレースは何も見せられていませんからね。

現状、1勝クラスの猛者たちを相手に「ひのきの棒」で戦っているような状況なので、何とか戦えるだけの武器を手にしたい(手に出来なければ中央での未来は潰えてしまいます)。


一先ずは鞍上を変える、違う脚質を試す、レース条件を見直すといったアプローチで、本馬の武器を洗い出して見て欲しいところ。キックバックを異様に嫌がっているので、一度芝を試すのもアリなのでは?と思います。


叩いて変化を見たいので続戦希望ですが、これだけ負けると出走権が得られるかどうか。



一先ずはお疲れ様でした。次戦では、少しでも可能性が見える競馬になることを祈っています。

 


 

【広尾TC様より画像及び倶楽部公式情報の転載許可を頂いております】