前編はコチラから


 
 
放牧中の馬たちがお昼ご飯のために帰っていったため、次の馬房へと移動。
 
 
○ドレフォン
ドレフォン自身がダート短距離の馬だったが、血統的には父が芝中距離馬で、ドレフォンの方が異質な存在。その影響か、産駒も短距離だと追走に苦労するケースが多く、距離を伸ばすと人気薄からでも飛んでくることが多々ある。距離延長のドレフォン産駒は馬券的にも狙い目。
母系次第で芝でも中距離でもこなせるのも強み。Storm Catをクロスさせるとダート色が強くなるが、パワータイプに出て中々面白い。血統的にも相手を選ばず、これからも活躍馬がどんどん出てくる。
今後種付料がもう1段階上がると、肌馬の質も変わってくる。そういう意味では、ここからが第二章という感じ。
第一章ではなろう系もびっくりの成り上がりを見せたドレフォン。母方の良さを引き出せるタイプだと思ってるので、肌馬の質が上がってどう出るか、楽しみです。
 
 
 
○リアルスティール
(洗体中でした。馬体はまだまだ現役!)
早速産駒が重賞を勝ってくれて一安心した。新種牡馬でも結果が出ないと色々言われてしまうが、種牡馬の成功可否は2〜3年のロングスパンで見ますから、長い目で評価してあげてください
産駒もリアルスティールに似て、手足が長くスラッとしたシルエットの馬が多く、若いうちは馬体で評価がしにくい部分はあるかも知れない。
長い目で見る。我々ファンはつい短期的な目で見ちゃいますが、大事です。
リアステ産駒の馬体のバランス感は好きなんですよね。どこかで必ず出資します。
 
 

 
最後の馬房へ移動。
馬房にいない馬もいましたが、サートゥルナーリア(700万円)、ロードカナロア(1,500万円)、エピファネイア(1,800万円)、モーリス(700万円)、ブリックスアンドモルタル(600万円)、レイデオロ(700万円)、コントレイル(1,200万円)、キズナ(1,200万円)がいる馬房で、社台SSのエース達が集結していました(レイデオロ、キズナ、コントレイルのダービー馬3頭は横並びでした)。
 
 
 
○サートゥルナーリア

(ギリギリ見切れてました🥲)
色々言うまでもなく、成功は間違いない。
父はロードカナロアだが、牡馬は中距離〜クラシックディスタンス、牝馬はマイル前後のキレるタイプも出てくるのではなかろうか。
牡馬は中距離馬と割り切って出資しても良さそうですね。
 
 
 
○エピファネイア

来年も恐らく種付け料は維持。世界でもトップ層の種付け料となる。産駒は2歳リーディングで貫禄の首位だが、値付けが低かった頃にデアリングタクトのような馬が出てくるところはやはり持っている(長谷川牧場さんは種付料が高い馬はあまり付けない為)。
今年は重賞が勝てないなどと言われましたが、この勝ち上がり率はやはり魅力ですよね。
現2歳からまた大物が出るのを期待してます。
 
 
 
 
○ブリックスアンドモルタル
全く米国馬らしくなく、馬体はむしろ日本の馬のよう。前向きな性格のため、来日したばかりの頃はコントロールするのに苦労させられた。
スタリオンとしても未知の部分が非常に多く、管理する中で新たな発見も多数ある馬。父ジャイアンツコーズウェイ産駒は日本に適応しており、本馬の子も必ず走ってくる。
この感じだと、産駒が走り出すまで少し時間がかかるのかも……?現場がこの馬の特徴を掴んだ時に大物が出てくるような気もしますね。
 
 
 
 
○コントレイル
(とても元気そうでした!)
無事に種牡馬入りしてくれて、まずは一安心。
現在の競馬人気を作ってくれた功労者の一頭と言って過言はなく、その意味でも競馬界への貢献は計り知れない。
大人しくて賢いタイプで、博士タイプと表現する人もいるほど。産駒は来年生まれて来ますが、コントレイルに似て賢い子が生まれてくれれば。
初年度産駒は来年。まずは無事に産駒が生まれてくることを祈っています。
 
 
 
 
 
これで全頭でした。
見学を終え、事務所で解散。およそ1時間20分に渡って、社台スタリオンステーションにいるほぼ全ての種牡馬達を見せていただきました。
ご案内頂いた社員さん、お忙しい中丁寧にご対応頂きまして本当にありがとうございました!
 
兎に角壮観でした。終始圧倒されっぱなしでしたね笑
めーちゃめちゃ楽しかったです!また来たい!!
 
来年以降の出資や馬券に関する参考情報もたくさん頂けましたので、これを活かして色々考えていきたいと思います。
 
募集の際にリリースされている、種牡馬の紹介動画も是非見てみて下さいとのことでした。
来年はじっくり見ます……!