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Votano Wine Pinot Noir 2019年ヴィンテージ


今日はヴォータノワインのピノノワールを頂きます

栽培醸造家の坪田満博さんは、東京の建築設計事務所に勤務されていた時にバローロを飲んでワインに目覚めたそうです

その後ワインを自身で造りたいという想いが強くなり、53歳にして建築設計事務所を辞めてココファームワイナリーに無報酬・住み込みで本格的にワイン造りに携わりました

当時のココファームは、醸造責任者には現在10Rワイナリーのブルース・ガットラヴ氏がおり、栽培責任者には現在ドメーヌタカヒコの曽我貴彦氏がいるという環境でしたので、坪田さんもこの二人がワイン造りの師匠だと語られています

独立するに際して、『ワインのおいしさはミネラル分なのではないか』と考えた坪田さんは現在のワイナリーのある長野県塩尻市の河川敷にある畑を探し求め、2002年に移り住みブドウ造りを始められました

2012年には念願の醸造設備も完成し、現在では人気ワイナリーの一つとして数えられます

バローロから始まった坪田さんのワインへの想いや夢からすれば、先ずはイタリア赤ワイン最高峰品種であるネッビオーロのワインを頂くべきところですが、やはり大好きなピノノワールを飲みたいと思います



【香りの強さ】中程度 



【アタック(第一印象)】豊かな 



【酸味】ハッキリとした酸 



【甘味】中辛口 



【渋味苦味】なめらかなタンニン 



【フレーバー】スパイシーな果実味 



【ボディ】ミディアムボディ 



【余韻】持続時間は中程度 




色調は淡い色合いで、エッジまでオレンジ掛かっていますのでしっかり熟成している印象です

香りの強さは中程度でスワリングして広がりますが、いわゆる出汁を感じさせるタイプです

アタックは豊かで、酸はハッキリしています

タンニンはなめらかで、果実味はスパイシー、アフター持続時間は中程度です

塩味をしっかり感じるワインでおいしいです


総合評価(5点満点)】4.0点