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 Anze Ivančič Merlot 2020年ヴィンテージ



今日はアンジェ・イヴァンチッチのメルローを頂きます

スロヴェニアのワインを飲むのは初めてですが、ブドウ畑はイタリアとの国境付近にあることと、アンジェ自身が10年以上修行したカンティーナがあの『イタリア最高の白ワインの造り手』と称されるヨスコ・グラヴネルということで、むしろスロヴェニアワインというよりもグラヴネルを継承するワインという方が相応しいかもしれません

まだ30代のこの若き造り手アンジェ・イヴァンチッチは今後追いかけるべき造り手であると思います

樹齢40〜50年のブドウ樹一本あたりブドウ果実70%を間引いて4〜6房しか収穫できないという驚異的な収量制限をして、収穫はもうこれ以上限界という超完熟まで待ってから行った後、除梗せずにマセレーションします

凝縮したブドウは糖度が高いためアルコール度数も15%とかなり高まりますが、あまりにも凝縮感が強い味わいであるため、アルコール感をそこまで感じさせないそうです

インポーターさんも『原石のような造り手』とまで絶賛しているアンジェ・イヴァンチッチ、そして白ワイン造りを主とする彼が唯一栽培している黒ブドウ品種のメルローということで飲むのが楽しみです


【アタック(第一印象)】みずみずしくねっとりとして重量感のある 



【酸味】爽やかな酸 



【甘味】辛口 



【渋味苦味】なめらかなタンニン 



【フレーバー】スパイシーな果実味 



【ボディ】ミディアムボディ 



【余韻】持続時間が長い 



色調はかなり濃い紫色です

アタックはみずみずしさを最初に感じた後にねっとりと重量感を感じます

酸は爽やかです

タンニンはとてもなめらかに口に残ります

アフター余韻は持続時間がとても長いです

アルコール感ですがかなり強めに感じます

正式にボトル詰めを始めてまだ3ヴィンテージ目にしてこの味わいは素晴らしいの一言です


総合評価(5点満点)】4.4点