Domaine. Takahiko Yoichi Nobori Passetoutgrain 2008年ヴィンテージ
今日はドメーヌタカヒコさんのヨイチノボリパストゥグランを頂きます
ドメーヌタカヒコさんのワイナリーは2010年に設立され、初リリースは2012年ヴィンテージでしたが、この2008年ヴィンテージは兄である曽我彰彦さんの小布施ワイナリーへ曽我貴彦氏自身が余市で栽培したブドウを持ち込んで醸造したワインで、真に氏のファーストヴィンテージにあたります
2008年にはまだナナツモリピノノワールは醸造されておらず、ツヴァイゲルトとピノノワールをアサンブラージュしたこのパストゥグランのみです
配合比率もピノノワールメインてある現在のものとは反対にツヴァイゲルト70%となっています
今や日本ワイン・ピノノワールと言えば一番に名前が挙がる造り手であり絶大な支持を得ていますが、2008年をリリースした時点ではどのくらいの方が今日の活躍ぶりを想像できたのでしょうか
現行ヴィンテージは日本ワインの中でも特に入手困難と言われている造り手さんです
とても貴重なワインを開けますが15年経って味わいはいかがでしょうか
【アタック(第一印象)】濃厚な
【酸味】スッキリ筋の通った酸
【甘味】中辛口
【渋味苦味】きめ細かいタンニン
【フレーバー】凝縮した果実味
【ボディ】ミディアムボディ
【余韻】持続時間が長い
色合いは濃い目のルビー色で、しっかり熟成している感じです
アタックは非常に濃厚で、酸はスッキリ筋が通っています
タンニンはきめ細かく、果実味がとても凝縮されています
余韻は持続時間が非常に長いです
全房発酵をとても感じさせる造りです
まるで現在の活躍を予言するような圧巻のワインです
【総合評価(5点満点)】4.2点