「正義と友情の花の対話を」

■「たとえば、春の野が千里ほどにも広がって草が生い茂っている所に、豆粒ほどの小さな火を一つの草に放てば、それはたちまちに燃え広がって無量無辺の火となります」(御書1231P)
■“一つの行動”から、すべては始まる。“一言(ひとこと)の励まし”から、勇気が生まれる ─

■「私たちが本当に強く願い、その願いに対して確信を持ち、その実現のために誠心誠意、行動するならば、人生において、願いどおりに変革できない分野など、何ひとつないと確信しています」(エレノア・ルーズベルト)

■不可能に思える困難が立ちはだかったとしても、すべてをよりよく変えていく力の源は、この信心。

■「私が深く確信すること。それは“私たちの歴史は、私たちが創っている”ということです。
■歴史がどのような方向に進むかは、私たちの選択によって決まります。その選択は、人々の持つ思想、信念、価値観、そして夢から生まれてくるのです」(エレノア・ルーズベルト)
■戦争から平和へ、対立から共生へ、あきらめから希望ヘ ─
■新指針の第四「正義と友情の華の対話を」。
■私たちの世界において、対話の意義はまことに大きい。
■大聖人は「この娑婆(しゃば)世界は耳根得道の国(にこんとくどうのくに=仏法を耳で聞くことによって成仏する国土)」(御書415P)と明言されている。
■多くの友に、声を借しまず語り切っていくこと。
■語った分だけ、永遠の幸福の仏縁が結ばれる。語った分だけ、わが生命に、永遠の福運の歴史が刻まれる。
■「須(すべから)く心を一にして南無妙法蓮華経と我も唱へ他をも勧(すすめ)んのみこそ今生(こんじょう)人界の思出(おもいで)なるべき」(同467P)
■正義を語るに当たっては、臆してはならない。遠慮してはならない。「少しもへつらわずに振る舞い、語っていきなさい」(同1164P)と励まされている。
■真実をありのままに、毅然と言い切っていく強さが、折伏精神。学会精神。広宣流布の精神。この誇り高き強さがあったから、今日の学会がある。
■対話のポイント
■「相手に真面目に真実を語る。そして心にあるものを訴えていく。
■これが学会の発祥の原理、発展の原動力」
■「心と心の交流、友情の拡大、異なる文化の理解を育(はぐく)む“人間主義の対話”が大事」
■人間性をめぐる世界の箴言
■ドイツの文豪ゲーテは「誠実なのがやはり一番」と記した。
■「偉い人間ほど気取らないものです」(エレナ・ポーター)
■アメリカの思想家エマソン「一人対一人のこの法則は、対話にとっては欠くべからざるもので、而かもその対話なるものは、友情の実行」
■一対一の対話を積み重ね、友情を拡大しゆく人生が最も尊い。
■対話を通して最高峰の思想、哲学を語っていけるということは、世界市民としての誉れ。
■ヘレン・ケラーは語っている。「思想は、炎や剣よりも強いものです。それは、国から国へと、音もなく広がり、人類は、その豊穣(ほうじょう)なる実りを求め、それを収穫するのです」
■人知れず、努力を重ね、妙法の大地に深く根を張ってこそ、自分にしかない使命の花を咲かすことができる。そしてその花は、世界に、未来に、限りなく希望の種を広げていく