2013年は、十干十二支では「癸巳(みずのと・み)」にあたります。

十干の10番目「癸」、十二支の中間点「巳」。 60年で1巡するサイクルのちょうど30年目。


ひと言で言うと”夜明け前(前夜)”という位置づけ、自然変遷過程では、世の中の動きが60年ぶりの大転換をする前夜なのだそうです。

前世代の体質を消し、現世代の体質が素直に確立されるようにすること、すなわち既に機能低下を来たし、名目化している既存の仕組みはこの一年で殆ど通用しなくなります。

前半30年の光と影が極大または限界に達する時なのです。 散る前にひときわ美しい紅葉のように、消える前に光彩を放つ灯火のように、前半30年の総括、仕上げ。


歴史を紐解けば、薩長の権力闘争が一段落して日清戦争突入の前年が1893年。 太平洋戦争敗戦、廃墟から起ち上がり、民主主義 資本主義の仕組みで未曾有の繁栄期に入っていった折り返し、1953年。 いずれも「癸巳」に起こっています。 

ちなみに、ケネディー暗殺1963年。 石油危機、1973年。 田中元首相実刑、1983年。 自民党分裂、細川政権誕生1993年と、「癸」の年に時代のターニングポイントとなる事象が多いようです。


また別のWEBによると、「巳」は五行の”火”。 「癸」が霧雨・水滴を象徴する”水”なので相克しますが、”火”はエンターテイメントやレストランなどを表す五行です。 そのため、映画産業やレストランやエンターテイメントの世界が活発に動きますし、「巳」は旅行の星、水は輸送やコミュニケーションの五行でもあるので、「癸巳」は”移動”がキーワードとなります。 移動が活発になるので、空や海での事故も多くなると予測されます。 「巳」は長い動物で鉄道や電車を象徴しますので、鉄道もまた然りです。


さて2013年はどんな年になるのでしょうか。


予定されているイベントとしては、小惑星や彗星が地球に再接近するとか、太陽活動が極大値を迎えるとか、天文関係のトピックが目立ちます。

歌舞伎座が4月にこけら落とし、2020年の夏季オリンピック開催地決定などなどありますが、昨年のようにマヤ暦の終わり、地球の終焉とか、一大事になりそうな出来事はあまり予定されていません。 やはり前半30年の〆をじわじわ実感する年になるのでしょうか。 そしてこれからの30年はどんな時代になっていくのでしょうね。 


自分の生き方も、十干十二支の示すところに合わせ一旦総括し、新たな時代に入る心構えを養う年とすべきなのかも知れません。


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