小田急電鉄の8000形の1編成が西武鉄道に譲渡、甲種輸送されました。

 西武鉄道の親会社・西武ホールディングスは2022年5月に、他社の車両を譲受する方針を表明。他社から中古車両を譲受するのは、大手私鉄では異例のことです。翌23年9月に西武鉄道から『サステナ車両』の導入が発表されました。

 今回譲受する小田急の8000形は6両編成約40両を国分寺線に導入、2024年度より運行開始予定となっております。19日より甲種輸送されたのは8261Fの1編成。ちなみに西武グループはかつて小田急と東急の両グループと『箱根山戦争』なる熾烈なシェア争いを繰り広げていました。小田急の車両が西武の車両に牽引される姿に、ネット上では『「箱根山戦争」の終結』などとネタにされています(笑、実際は1968年と遥か昔に調停されているが)。

 西武は小田急と同じく昔『箱根山戦争』を繰り広げた東急からも9000系と9020系を『サステナ車両』として譲受すると発表しています。こちらは4両編成で多摩川線や多摩湖線、西武秩父線、狭山線に導入され、2025年度以降に運行開始予定となっています。

 『サステナ車両』の形式、塗装は果たしてどの様な感じになるのか?楽しみであります!

 今回はこの辺で。