関取を経験するも悲運の力士の引退が発表されました。

 元十両・慶天海。鹿児島県大島郡瀬戸内町出身で阿武松部屋所属。初土俵は2008年1月場所、2012年名古屋場所で西幕下筆頭の地位で5勝2敗と勝ち越し。翌秋場所で新十両を果たします。が、2日目に敗れた際膝を負傷。右膝前十字靱帯断裂と診断され3日目より途中休場。その後5場所全休の後、2013年秋場所で6場所ぶりに復帰。全勝優勝で復活を果たします。その後も勝ち越しを続けて、2015年1月場所で東幕下2枚目まで番付を戻します。十両復帰をかけた千秋楽の7番相撲、相手は希善龍。香川県善通寺市出身の当時現役だった木瀬部屋の力士です。この1番に慶天海は敗れ、3勝4敗と負け越し。あと一歩のところで関取復帰を逃してしまいます。その後はほぼ幕下に定着しますが、2022年9月場所に三段目に陥落したのを最後に幕下に戻れず。そして2024年、今年の初場所をもって現役を引退。本日3月6日に日本相撲協会から発表されました。

 関取在位は1場所で、関取として土俵に上がったのは2日のみ。度重なる怪我に苦しんできた16年間の土俵人生に幕を下ろす事となりました。今まで本当にお疲れ様でございました!

 今回はこの辺で。