近年暴力問題が相次いでいた大相撲。またしても暴力問題が発覚してしまいました。

 今回問題が明らかとなったのは宮城野部屋所属の幕内・北青鵬。複数の兄弟弟子に暴行していたということです。そして彼の師匠を務めているのが、史上最多の優勝45回など数多の記録を現役時代樹立した元横綱・白鵬の宮城野親方。これほどの実績を残した大横綱が師匠だから、弟子もちゃんと言うことを聞くだろうと思っておりましたが、ネット上の書き込みを見てみますと、宮城野親方は北青鵬に弱みを握られており、あまりきつく言えなかったのだそうですが果たして真相はどうなのか?

 いずれにしても、角界で暴力行為が度々問題になっているにも関わらず自身も暴力行為をしていた北青鵬。筆者も次世代の大相撲を牽引していく存在として期待してきただけに大変残念でなりません。本人には引退勧告の処分案がまとまったそうで、そうなって当然なことをしてきたということでしょう。そればかりか他の力士の財布から金銭を盗んだという報道もあり、下手すれば刑事事件に発展してもおかしくない事態であります。処分は明日23日の臨時理事会で協議される予定です。

 そして師匠の宮城野親方。監督責任で減俸と2階級降格の処分を日本相撲協会のコンプライアンス委員会がまとめたようです。宮城野親方自身も、現役時代の問題行動で年寄襲名時に誓約書にサインするという前代未聞の事態になっております。ただでさえ、このような経緯があるという状況で明るみとなった今回の問題。宮城野親方にとってもまさに土俵際と言えるでしょう。

 今回はこの辺で。