3年生にとって中学サッカー最後の大会が開幕しました。
これまで取り組んできたことを精一杯出し切って、思いっきり楽しもう!
2週間前に守備の要が腕を骨折…。
チームとして形になりかけていただけに大きな痛手。
しかし、一番辛いのはその選手です。
その選手の分まで頑張らなければいけません。
ピッチに立っている選手がベストメンバー!
その自覚を持って臨もう。
立ち上がりから相手のペースで進みます。
これは想定内でしたが、やはり守備面での不安が隠しきれません。
ミーティングで打ち合わせた戦術も、舞い上がってしまって全く違うプレーに…。
それでもなんとか体を張って頑張っていましたが先制点を許してしまいます。
そのような中やっと戦術を思い出したのか、打ち合わせたことをバッチリはまり、同点に追いつきます。
しかし、直後と前半終了前に追加点を奪われてしまいました。
これまでのポジションとは違うところをそれぞれがやることになってしまったから仕方ないですね。
前半を終え、ハーフタイム中に雷が…⚡️
しばらく待機をすることになりました。
でも、雷が鳴り止まない…。
協議の結果、後半を翌日に延期することになりました。
数十分間の中断後に再開というのは経験したことがありますが、
このような事態は私も初めてで、かなりのレアケースです。
安全第一です。
3年生はポジティブにサッカーができる日が一日延びたと思ってほしい。
一夜明け、会場は一志中学校Gへ。
後半の30分間がキックオフ。
開始早々に失点。
そしてもう1人の守備の要がケガで退場という緊急事態に。
交代の選手は入れずに10人で戦うことを選手達が選択。
立て続けに失点を重ねる展開となってしまいましたが、選手達は最後まで諦めず、力を出し切って戦ってくれました。
「自分達らしさ」を最後まで貫き通したのは本当に素晴らしいことです。
試合終了のホイッスルと同時に、3年生は引退を迎えることになりました。
試合後、保護者の方へ挨拶に行くと、自チームの保護者だけでなく相手チームの保護者の方々からも大きな拍手をいただきました。
まるで勝利チームを讃えるかのように…。
この光景を見たとき、このチームの指導者で本当に良かったと思い、感動しました。
今年の3年生は現在は3人ですが、入部した時は2人でした。
そして、入学早々に新型コロナウイルスの影響で休校…。
1年生の夏からは部員不足によって合同チームでの活動がスタート。
昨春、1年生が8人入部してくれたおかげで単独チームでの活動ができるようになりましたが、1年生はサッカー初心者ばかり…。
それでも単独チームで活動できる喜びは今も忘れられません。
また、昨夏はお盆休み前から、新型コロナウイルスの拡大により活動休止。
心身ともに一番伸びる夏休み後半がなくなりました。
このようにいろんなことが重なり、思うような活動をさせてあげられませんでした。
活動休止、活動制限がなければ、もっと部員数がいれば…。
もっといろんな力をつけてあげることができたのでは…。
と、いつも考えていました。
しかし、そのようなことを考えていても状況は変えられないので、今ある状況・環境でしか経験できないことをポジティブに捉えて活動することに専念することにしました。
時には辛いことや不満に思うこともあったかと思いますが、弱音を吐かず最後は3年生らしく戦う姿を後輩達に見せてくれるまでに成長してくれました。
今日の試合中、「次につながるサッカーをしよう!」と3年生が後輩達に言っている声が何度も聞こえてきました。
点差と残り時間から、3年生にはもう「次」がないことはわかっていたはず。
「後輩達が新チームになった時につながるサッカーをしよう」という意味だったのでしょう。
1、2年生は、この3年生の思いをしっかりと受け止めることができたでしょうか。
この優しさが「一中の伝統であり誇り」です。
1、2年生はこの伝統と誇りを受け継いで明日からの活動に取り組んでほしい。
3年生と過ごしたこれまでの時間は、私にとっても貴重な経験ばかりで、たくさん考え、学ぶことがありました。 ありがとう!
明日からは、しっかりと切り替えて次の目標(進路)に向けて頑張ってください。
応援しています!
保護者の皆様へ
連日の応援ありがとうございました。
結果としては残念でしたが、選手達はそれ以上に心を熱くさせてくれる試合を見せてくれたと思います。
このような熱い試合ができたのも、保護者の皆様の日頃のサポートのおかげだと思っております。
3年生の保護者様、これまで2年半ありがとうございました。
そして、お疲れ様でした。
観戦制限があり、プレーする姿を見てもらえる機会が本当に少なかったのが残念で仕方ありません。
明日からは、次の目標に向けてのサポートをよろしくお願いいたします。
1、2年生の保護者様、明日から新チームとしての活動がスタートします。
引き続き、応援・サポートをよろしくお願いいたします。