果たして、このようなチームに自分たちが取り組んできたことがどれだけ通用するのか、何が通用するのか…。
夏休みに入ってからは「徹底的に個を磨く」というテーマで取り組んできました。
部員のほとんどがサッカー初心者なので、自分とボールとの関係を築くところからスタートし、足のどの部分でボールのどの部分を触ればどのようにボールを動かすことができるのかを知ることが少しずつできるようになりました。
次のステップとして、相手の位置に対してどこにボールを置けばよいのかを考えることに取り組みました。相手の位置を確認するのは「観る」動作がプラスされるので、なかなか難しかったかと思います。
「観る」だけではなく、どこにボールを保持すればよいのかを考えなくてはいけません。それも「瞬時の判断」で…。
常に頭をフル回転させてプレーしなければならないので、初心者のみんなを見ていると本当に混乱しているのが分かりました。
しかし、練習やTRMを積み重ねていくうちに少しずつできることが増えてきました。
TRMでは「ドリブル限定」で取り組み、何度も何度もチャレンジしていくうちに、どんどんと自信をつけていくのが分かるようになってきました。
この日のテーマは「いつでもパスが出せるドリブル」でした。
ただ単に前へ突破するだけでなく、しっかり周りを観て奪われないことが大切です。
これまでのドリブルとは少し違ったアイデアが必要となってきますが、一人ひとりが考えながら取り組めていたように感じました。
最後の1本は豊里中との「ガチ勝負!」。
自分たちが本気でやってどれだけできるのか。
相手も本気。
何度も失点しそうな場面はありましたが、勝負への執着心が相手を上回っていたのか無失点で抑え、得点にこそ至らなかったけどゴール前へ攻め入る場面も何度かありましたね。
ガチ勝負は引き分けでしたが、両チームとも緊張感のあるナイスゲームでした。
この試合を見ていて、本当に戦えるようになってきたと思うし、いろんなアイデアで相手を翻弄しようとする姿も見られました。
2年生は2人しかいませんが、よく頑張るようになってきた。
1年生も「頑張ることの楽しさ」が少しずつ分かってきたように感じます。
試合後に走り込みをしようとしたら、橋北のメンバーも一緒に走ってくれました。
走力・体力・メンタリティの全ての部分で、自分たちの力がまだまだ及ばないことを知れてよかったと思います。
井の中の蛙にならないためにも、ありがたかったですね。
会場を準備、対戦していただいた橋北中学校、ガチ勝負を快諾していただいた豊里中学校の皆さん、本当にありがとうございました。
また、よろしくお願いします。
さて、お盆休み明けの活動初日には「夏休みの宿題チェック」があります。
全てクリアできないとできるまで部活動には参加できません。
コツコツとやっている人がほとんどだと思いますが…。
また、体と頭を完全にオフにしてしまわないようにしよう。
長期休み明けのTRで、「これまでに積み重ねてきたものを全部忘れてしまった」ということにならないように、サッカーノートにしっかりとまとめておこうね。
あと、お家の手伝いを率先してやってください。
普段、自分が好きなサッカーを存分にさせてもらっているのだから、こういうオフの時は感謝の気持ちを込めて「自分から」お手伝いをしましょう。
自分たちのベストサポーターへの恩返しですよ!
では、オフ明けの活動を楽しみにしています。