昨日は少し肌寒く強い風が吹く中、先週に続いてマルヤスリーグが行われました。
組合せが分かってから決めていたことですが、今週の2試合は1年生中心のメンバーで挑んでもらいました。これは、全員に公式戦の雰囲気を経験してもらうためであり、
また、全員に同じようにチャンスを与えるためでもあります。
1年生や2年生で出場機会が少ない選手にとっては絶好のアピールの場となりますね。

1試合目、なかなかよく頑張っていましたが、基礎技術の精度が低く思うようにプレーできなでいる姿が目立ちました。一生懸命だけではサッカーは楽しめないということを少しは分かってくれたでしょうか・・・。
失点シーンに関しては、「勝負に対する甘さ」が露呈しました。
ゴール前で相手選手がボールを持っているのに全員が見ているだけでした。
「得点してください」と言っているようなものですよ。
1点取り返して同点に追いついたのは、意地を見せたというところでしょうか。

後半からは2年生メンバーが出場しましたが、得点を奪えず試合終了。
結論を言うと「慢心」でしかありません。
先日の試合で3-0で勝利していることで、気持ちが緩み、プレーが雑になっていました。周りの関わりもほとんどなく、練習で積み重ねてきたことを全く出そうともしていませんでしたね。
個々のメンタル面の脆さが浮き彫りになりました。
対戦相手に良い勉強をさせていただいたと思ってほしい。
自分達の本当の課題を教えてくれたのだから・・・。

2試合目も先発は1年生中心のメンバーでした。
1試合目よりは守備の意識が高くなっていましたね。
途中から2年生メンバー主体に替えました。いろんな感情が入りまじりながらプレーしていたと思いますが、一度掛け違ったものはそう上手く改善できません。
しかし、ベンチから提案した攻撃パターンに関しては新たなオプションとして取り入れていきたいものになりました。
ただ、あれだけ得点チャンスを作り出しながらも得点に至らなかったのは、何かが足らないからです。
その何かとは・・・。
もう分かっていますね。
試合終了残り2分というところで、相手が大きく蹴り出したボールが風に乗ってDFの頭を越えて失点した場面も、何かが足らないからなのです。

このリーグを振り返ってみると、0勝3敗1分という結果です。
敗戦したゲームは、すべて1点差。
久居戦は後半アディショナルタイムの失点。
一志戦は後半にDFの頭上を越えるボールを大きく蹴り出されて失点。
オフサイドという声もありましたが、審判のジャッジが絶対です。
南郊戦は先述の通りです。
得点機会がなかった訳ではありません。
むしろ、たくさんあった方だと思います。
でも、決めきれない。
今の自分達にサッカーの神様が味方をしてくれないのは何故か・・・。
ミーティングで話したことが全てです。
ミーティングの内容がを行動に移せないのであれば、今後どれだけ練習を積み重ねても、サッカーの神様は味方についてはくれないでしょう。
自分達が何を一番大事にしてこれまで取り組んできたのかを思い出しましょう。
リーグ戦が始まる前にも伝えましたが、勝敗に関しては一切こだわっていません。
何故ならば、内容とこれまでに取り組んできたことにこだわっていれば、結果として勝利はついてくると信じていたからです。
私としては、目先の勝利には、あまり価値を感じていません。
目指すべきところは、「今」ではないのですから。
今は、地味な努力をどれだけ我慢して辛抱強く継続して取り組み、揺るぎない土台をつくることです。
焦ることはありません。
一歩ずつ着実に力強く歩んでいけばいいのです。
ただ、そのための努力(自ら行動に移すこと)は惜しまないでほしいと思います。
今年のマルヤスリーグは、例年よりもたくさん勉強をさせていただきました。
この貴重な経験を無駄にしないようにしていこう!
<保護者の皆様>
たくさんの方々に応援に来ていただき、ありがとうございました。
過去の先輩達も同じように、この時期は結果よりも一人ひとりが弱みを自覚し、それぞれが責任を持って改善していくことをテーマとして取り組んでいます。
観戦していて歯痒いことも多々あるかと思いますが、気長に子ども達の成長(技術面だけでなく、特に心の成長)を見届けてやってほしいと思います。
寒くなってきましたので、観戦時には防寒着・防寒具をお持ちくださいね。
今後ともよろしくお願いいたします。