津市中体連夏季総体  会場:海浜公園G

3年生にとって最後の大会である夏季総体が本日開幕しました。
今日までに積み重ねてきた力を思う存分発揮してほしかったのですが、ケガが完治せず出場を諦めざるを得なかった選手やケガ完治しておらず本来パフォーマンスが満足にできない選手を抱えながらの1回戦となりました。
ベストメンバーが組めていた時は、上位進出も可能ではないかと思うくらいチームは仕上がってきていたのですが…。
 
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キックオフ後、緊張からか、これまで取り組んできたことや直前のミーティングで打ち合わせたことが全て飛んでしまい、頭が真っ白な状態でしたね。
しかし、徐々にペースを取り戻し中盤でボールを奪うと、2人を交わしミドルシュートがゴールネットを揺らし、待望の先制点を奪います。
その後もあまりしっくりこないまま前半を折り返します。
悪夢は後半直後から始まりました。
風下に立ったので、後半が始まる前に風向きを考えたプレーをするように指示をしたのですが…。
相手は風を味方に大きく蹴り込んできます。
なんでもないルーズボールにGKが飛び出しきれず、先に相手に触られ同点。
その後も2度、同じように大きく蹴り出されたボールの処理を誤り逆転を許してしまいました。
一番嫌な形での失点。
これまでの試合でも、DFラインは崩されていないのにロングボール1本で失点する場面が何度もありました。というか、失点はこのような場面ばかりでした。
相手が大きく蹴り込んでくるのは想定内だったので、試合前のTRでも対応するためのメニューを取り入れました。直前ミーティングでも大きく蹴らせないためにアプローチを早くするように伝えてありましたが…。
誰一人としてそれを意識してプレーできませんでしたね。
失点はピッチに立っていた全員に原因があります。
 
ウォーターブレイク後、2年生6名を交代し、3年生を全員出場させました。
ケガのため、ほとんど立っていることしかできない選手もいて失点を積み重ねてしまいましたが、最後に得点を奪い、意地を見せてくれました。
この3年生達は体が小さく、運動能力もそれほど高くない初心者達でしたが、コツコツと毎日毎日キツイ練習からも逃げることなく取り組んできた努力家達です。
短い時間でしたが、これまでに積み重ねてきたことがピッチの上で発揮できていたように思います。プレーしている姿も本当に楽しそうで見ていて本当に気持ちよかったです。3年生として「最後」に懸ける気持ちは十分に伝わってきました。
 
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このチームは1,2年生主体だったので、体のサイズや力で負けたり、ここ一番の勝負所に甘さが出てしまったりしてしまうことが多かったので、特に2年生に関しては力負けしないよう、食事の摂り方や筋力・スピードを上げるアドバイスを幾度となく言い続けてきましたが、危機感や真剣に取り組む気持ち・姿勢が見られませんでした。それで今日のこの結果。試合に先発出場できなかった3年生達や最後まで大きな声で応援してくれた仲間に対して、何を思ったのでしょうか。
今日という日を決して忘れてはいけません。
自分に都合の良い解釈で「楽(らく)」を選択してきた結果が、チームにどのような結果をもたらしたのか。来年もまた同じ夏を迎えるのか。
自分を変えるのは自分です。いつまで他人に責任転嫁し、言い訳・言い逃れを考え続けているのか。自分がとってきた行動は全て自分に返ってくることが今日の試合で実感したことでしょう。
もう一度言います。「自分を変えるのは自分」です!
新チームとしての活動が月曜日からスタートします。
よく考えて取り組んでください。
 
3年生は、この試合を最後に中学校でのサッカーは終わりましたが、このチームに入部して得たものは生涯忘れられないものになるかと思います。
このチームで頑張り続けられたことに誇りを持ち、胸を張って今後の人生を歩んでいってほしいと思います。
 
3年生のみんな、本当によく頑張ったね。
お疲れ様でした。
 
「頑張り続けることの大切さ」は後輩達にしっかり伝わったはずです。
 
ありがとう!